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安全なバナナの選び方【輸入果物についてまわるポストハーベスト問題】

 

「バナナは健康にいいっていうけど、農薬が心配だな、、、」

「子どもにも安心して食べさせられる安全なバナナってあるのかな、、、?」

こんな疑問に答えます。

この記事で分かること

  • 安全なバナナを選ぶポイント
  • 輸入果物の問題点

アルトム
自然食品店の店長。Webライター。日本の食文化、食養を学んでいます。このブログでは主に「食の安全」「野菜の効能」について情報を発信しています。

 

総務省の調べによると、日本で最も消費されている果物がバナナです。

栄養豊富で、比較的安く売られているので気軽に買える。

おやつにも軽食にも食べることができるので、小さな子供から大人まで人気がありますよね。

 

しかし、そんなバナナの安全性について考えたことはありますか?

 

この記事では、安全なバナナの選び方輸入果物についてまわるポストハーベストの問題について詳しく解説します。

記事を読み終えたら、「安全で体にいいバナナ」を選べるようになりますよ。

 

目次

安全なバナナの選び方

安全なバナナの選び方

 

体にとって安全なバナナの条件として、次の4つが挙げられます。

  • 無農薬・無化学肥料栽培
  • 遺伝子組み換えでない
  • ポストハーベスト農薬不使用
  • 燻蒸処理をしていない

 

この条件を満たすものかどうかは、バナナについているシールで見分けることができます。

バナナに限らずですが、輸入果物にはPLUコードという数字表記が義務づけられています。(貼っていない場合はメーカーのHPで調べることができます)

PLUコードは世界共通で、この番号には栽培法や商品の種類、サイズなど、流通のために必要な情報が示されています。

 

多くの場合、PLUコードは4桁で、それは化学肥料・農薬が使用されている通常の栽培法であることが示されています。

  • 3か4で始まる4桁の数字・・・化学肥料使用
  • 8で始まる5桁の数字・・・遺伝子組み換え作物
  • 9で始まる5桁の数字・・・有機栽培

ちなみに、PLUコードの数字の意味は、PLUコード検索で調べることができますので、気になる方はチェックしてみてください。

 

さて、前述した安全なバナナの条件を満たしているのが「有機栽培バナナ」です。

また、希少ですが「国産バナナ」も安全性が高いといえます。

 

①「有機栽培バナナ」を選ぶ理由

有機栽培は、化学肥料や化学農薬を使用していない栽培法のことで、通常の栽培に比べて、健康に悪影響を与える可能性が極めて低いです。

スーパーなどで売られているバナナのパッケージに「有機JAS認定マーク」が付いていれば、それは有機栽培で作られたものです。

「有機JAS認定」は、設定された基準値をクリアしなければ認定されないので、化学肥料や化学農薬が不使用だということを見極める基準になります。

さらに、現地での有機栽培を保証するだけでなく、ポストハーベスト、燻蒸などの薬品処理をしていると「有機栽培」の認定が受けられないことになっています。(ポストハーベスト農薬、燻蒸については後述しています)

つまり、国産でなくても、有機栽培のバナナであれば、薬品を体に入れる影響がないといえます。

 

ちなみに、日本ではフィリピン産のバナナが輸入の80%を占めますが、現地では大量の農薬散布による住民の健康被害が問題になっています。

大量生産のための大量の農薬使用は、私たち消費者だけでなく、生産地域にも大きな影響が出ていることはあまり知られていません。

【貴重な有機栽培バナナ】

 

②「国産バナナ」を選ぶ理由

国産のバナナが安全という理由は、「ポストハーベスト農薬」「燻蒸処理」がされていないという点です。

「ポストハーベスト農薬」とは収穫後に使用される農薬のことで、主に長時間の輸送中、腐敗を防ぐ目的で使われます。

しかし、通常の農薬と違い、収穫後に使用される農薬のため、農薬が残留している可能性がとても高いです。

 

「燻蒸処理」とは消毒のことで、輸入した果物に病害虫が発見された場合、密閉倉庫の中で農薬を燻蒸して、害虫を死滅させる処理を行います。

 

最近はバナナにポストハーベストはあまり使用されていないようですが、燻蒸処理の場合、表示義務がないため、輸入バナナの場合は「有機JAS認定マーク」がついていない限り、安全とはいえません。

その点、国産のバナナなら、ポストハーベスト、燻蒸処理の心配がありません。

【希少な国産バナナ】

 

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輸入果物についてまわるポストハーベスト問題

 

ここからは「ポストハーベスト」について、より詳しく解説してゆきます。

「ポスト」=後、「ハーベスト」=収穫という意味で、「ポストハーベスト農薬」とは収穫後に使う農薬のことをいいます。

通常の農薬は作物の生育段階で使われますが、ポストハーベスト農薬は目的が違い、外国への長時間の輸送を考え、見た目を良くしたり、輸送中の害虫対策や、防カビ目的のために使用されます。

輸入輸出が盛んに行われている国々で多く使用されていますが、法律上、日本でのポストハーベスト農薬の使用は禁止されています。

しかし、輸入果物に使われる際は「食品添加物」として、その使用が限定的に認められているのです。

これには、輸入をめぐってアメリカからの強い圧力があったといわれていますね。

 

本来は輸入食品を食べて食中毒などを起こさないために使用されている農薬なのですが、収穫後に使用される農薬のために、残留量が多いことが健康を脅かす最も大きな理由となっています。

 

ポストハーベスト農薬の危険性

OPP(オルトフェニルフェノール)、TBZ(チアベンダゾール)、イマザリルなどポストハーベスト農薬として使われる「防カビ剤」はどれも毒性が強く、発がん性、催奇形性、染色体異常などの健康被害が指摘されています。

ポストハーベスト農薬は、直接、果物に使われるので、「皮をむけば問題ない」という人もいますが、あまり気にしていなかったり、子どもの場合は皮ごとかじってしまったりすることもありますよね。

また、防カビ剤は表面だけでなく、果肉にも浸透している可能性もあります。

繰り返しますが「防カビ剤」は本来、食品添加物ではなくて、危険性の高い農薬です。

気付かないまま、口に農薬が入っていると考えるとゾッとしますね。

 

ポストハーベスト農薬が使われている主な輸入果物

ポストハーベスト農薬は柑橘系の果物にはほとんど使われていると思ってよいでしょう。

以下、ポストハーベスト農薬が使われている輸入果物です。

  • オレンジ
  • レモン
  • グレープフルーツ
  • さくらんぼ
  • バナナ ※近年はあまり使われていないとのこと

 

特にレモンは皮ごと料理に使ったりするので、防カビ剤が口に入る可能性が高くなります。

輸入果物を食べる際は、流水で洗ったり、皮を厚めに剥くなどの工夫をするといいですね。

ヘタの部分にも多く農薬が残っているといわれていますので、忘れずに洗浄することをおすすめします。

 

最後に

 

バナナをはじめ、私たちが目にする果物は輸入品も多いです。

普段何気なく食べているもので、「どこから来たものなのか」「どうして色が鮮やかなままなのだろうか」と深く考えることは少ないと思います。

国産有機栽培のものを選ぶことで、私たちの健康を脅かすかもしれない農薬や化学薬品から身体を守ることができます。

 

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この記事を書いた人

ジャンクフード中毒から自然食品店の店長に。
無添加の食品に囲まれて生活しています。
人生において、食が最も大切であることに気付き、食養学、日本の食文化を勉強。
「食の安全」について情報を発信しています。

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