「電子レンジは危険!?」「栄養が破壊される!?」のは嘘か本当か、その真実に迫る

調理器具

 

「電子レンジは危険!」

「電子レンジを使うと、栄養が破壊される!」

食の安全や健康問題について関心のある方だったら、1度は耳にしたことがあると思います。

それが、電子レンジの危険性。

 

これには賛否両論あって、ネット上にも様々な意見、情報が出回っています。

この記事では、

  • 電子レンジの危険性について
  • 電子レンジを使うと栄養が破壊されるのか?

この2点を詳しく解説します。

 

この記事を書いている私は、長く自然食品の業界で働いてきました。

その経験を生かし、現在はWebライターとして活動、主に「食の安全」について情報を発信しています。

今回は、「電子レンジ危険説」その真実に迫ります。

 

「電子レンジは危険!?」「栄養が破壊される!?」の真実は?

電子レンジの危険性

 

はじめに結論です。

「電子レンジは危険」というのは、嘘ではありません。

ただ、使ってすぐに体にダメージが出るとか、そういうものではありません。

しかし、電磁波は体にとっても、食べ物にとっても悪い影響があります。

詳しくはこの後で述べますが、「電子レンジを使うと、食材の栄養が損なわれてしまう」というのも事実です。

 

今や電子レンジは、一家に1台あるといっても過言ではないアイテムで、冷凍食品が多く売られている現代では、とっても便利な家電製品です。

テレビの料理番組でも、料理研究家の人は当たり前のように使っています。

しかし、電子レンジを使うことはマイナス面もあることも知っておきましょう。

 

それでは、電子レンジの危険性と栄養破壊について、解説してゆきます。

 

電子レンジの危険性

 

「電子レンジが危険」といわれる要因は、「電磁波」です。

 

電磁波とは

 

電子レンジだけでなく、すべての電化製品からは電磁波が出ています。

電磁波とは、空間の電場と磁場の変化によって形成された波動のこと。電気が流れるところに発生するエネルギーの波をいいます。

 

電磁波は暮らしに欠かせないエネルギーであり、その波長ごとに用途が変わります。

テレビやパソコン、携帯電話の電波として活用されたり、共振の力を利用してクッキングヒーターや電子レンジなどに使われています。

周波数によって、飛ぶ距離や運べる情報量が違います。

ちなみに、電子レンジやスマートフォンの電磁波は、マイクロ波という波長に分類されます。

 

電磁波の体への影響は?

 

電磁波は、私たちの生活を便利にするために活用されているのですが、その一方で「電磁波による健康被害」が問題として取り上げられています。

ただ、目に見えない電磁波の影響は、科学で解明されていないことも多く、現時点では、WHO(世界保健機構)も通常生活での電磁波と人の健康の因果関係を認めていません。

しかし、これまでの様々な研究により、電磁波による人体への影響があることは多数報告されています。

 

1987年、アメリカのサビッツ博士は、

「2mG(ミリガウス)以上の磁場で小児白血病が1.93倍、小児筋肉腫瘍が3.26倍になる」

との調査報告をしています。

 

また、1992年にスウェーデンのカロリンスカ研究所を中心とした大規模な疫学調査では、

「2mG以上の磁場で小児白血病が2.1倍、小児脳腫瘍が1.5倍」

との調査結果が発表されました。

電磁波の磁場を測るのに、mG(ミリガウス)という単位を使います。

 

このカロリンス研究所の調査は、

高圧送電線から300メートル以内に住む50万人以上を対象に、25年間もの時間をかけて行われました。

子供については全種類のガン、成人については白血病と脳腫瘍を対象として、磁場の強さと発症率の関連を調査したもので、電磁波の影響の強さに応じて危険度が高くなることを報告し、世界に衝撃を与えました。

つまり、電磁波にさらされることにより、小児白血病やガンの発生率が増加する恐れがあるということです。

 

また、実際に「電磁波過敏症」の症状に苦しむ人が存在することも事実です。

電磁波過敏症とは、アメリカの医学者ウィリアム博士によって命名された電磁波が原因で起きる身体的不調の総称です。

具体的な症状は多岐にわたります。

電磁波過敏症の症状
  • 頭痛
  • 疲労
  • 精神的ストレス
  • 睡眠障害
  • 筋肉痛
  • めまい
  • 吐き気
  • 動悸   など

電磁波過敏症は正式な病気ではありませんが、その症状はWHO(世界保健機構)に認識されています。

 

電子レンジの電磁波はどのくらい強いのか?

 

電磁波の強さは電磁波測定器などで測定できます。

アルトム
私たちの身近にある電化製品からはどのくらい電磁波が出ているのか、少しまとめてみました。
エアコン 20mG
テレビ 20mG
アイロン 3mG
ヘアドライヤー 70mG
炊飯器 40mG
冷蔵庫 20mG
ホットカーペット※ 30mG
電気こたつ 100mG
掃除機 200mG
電子レンジ 200mG

 

この数字を見て分かるように、電子レンジは家庭内の電化製品の中でも、特に電磁波が強いものなのです。

 

先述したアメリカ、スウェーデンの研究では、「2mG以上の電磁波で人体に影響がある」ことが分かりました。

それを考えますと、電子レンジの電磁波は非常に危険性があると言えます。

 

ちなみに、ホットカーペットは、製品自体から出ている電磁波はそこまで強くありませんが、体と密着して使うことを考えますと、「その影響は10倍以上になる」とも言われています。

 

電子レンジで栄養素が破壊される

 

アルトム
ちなみに私は電子レンジを使っていません。

私が電子レンジを使わないようにしているのは、電磁波による体への影響というより、電子レンジを使うことによって食品の栄養が損なわれてしまうことが嫌だからです。

もちろん、食品、特に野菜は、焼いたり、煮たり、蒸したり、することで栄養素は減ってしまいます。

どんな調理法でも加熱すると栄養素は損なわれてしまうのです。

 

しかし、電子レンジで加熱するのは、他の調理法とは熱の伝わり方がまったく違います。

電磁波の影響で本来の分子構造が崩れ、見た目は変わらなくとも中身はまったく違う食べ物になってしまうのです。

 

電子レンジで温める仕組み

 

電子レンジはマイクロ波という電磁波を利用した製品で、1940年代に開発されました。

マイクロ波は、第二次世界大戦中にナチス・ドイツによるレーダー研究の一環で開発されています。

電子レンジは、そのマイクロ波によって食品が持つ水分子に激しい摩擦を起こし、細胞のエネルギーが摩擦熱に変換されて、温められる仕組みになっています。

 

マイクロ波という強い電磁波の影響で、食品の細胞、分子が1秒間に10億回以上揺さぶられて極性転換されることになります。

焼いたり、煮たりする調理法より、はるかに早い時間で食品を加熱することができますが、その分、食品の栄養は瞬間的に破壊されてしまいます。

 

電子レンジは酵素を破壊する

 

アルトム
ここからは、健康の為に積極的に野菜を摂っている方には、是非知ってもらいたい情報です。

 

野菜は、そこに含まれるビタミン、ミネラル、食物繊維、そして、ポリフェノールなどのファイトケミカルが体にとって良い作用をします。

しかし、電子レンジを使うと、そのほとんどが失われてしまうか、効果をなくします。

 

調理法の違いにより野菜のファイトケミカル(フラボノイド)は、
ゆでた場合は66%、
圧力釜では47%、
蒸した場合には11%しか失われませんが、
電子レンジで調理した場合、97%も失ってしまいます。

さらに、食品の分子構造に著しい変化を起こすため、含まれるビタミンB複合必須ミネラル必須脂肪酸などの栄養価値も60~90%低下してしまいます。
酵素が完全に破壊されてしまうため、たとえビタミンやミネラルが存在していても、体はこれらを栄養として利用することはできません。
発ガン性のフリーラジカル(活性酸素)も大量に形成されます。

出典:電子レンジの危険性

 

カイロ大学のラドワン教授は、

「マイクロ波を2秒当てるだけで、食品の酵素はすべて破壊される」

と述べています。

ビタミンは酵素がなければ、栄養として働けません。

こんなにも短時間で酵素が破壊されることは、非常に大きな問題です。

 

電子レンジはAGEを増やす

 

近年の研究により、電子レンジで調理すると細胞を老化させる物質AGEを大量に発生させてしまうことが分かりました。

AGEとは、終末糖化産物のこと。主に、糖質とタンパク質が結びついて劣化したもの。体内のコゲと呼ばれ、血管を老化させて、動脈硬化の原因となったり、癌の原因物質ともいわれています。

 

アメリカ・マウントサイナイ医科大学の研究で、電子レンジで調理するとAGE発生が極端に増えると報告されています。

豚肉を7分間炒める AGE 4,752kU発生
豚肉を電子レンジで3分間加熱する AGE 9,023kU発生

※「kU」=キロユニット

 

特に、お米やお肉など、油分・糖分を多く含む食品を電子レンジで加熱すると、AGEを大量発生してしまう可能性があります。

ですので、唐揚げとか揚げ物は要注意です。

 

数字には表れない電子レンジの影響

 

電子レンジで調理すると、単に栄養素が減るということだけではなく、本来の栄養の形が崩れてしまいます。

 

例えば、卵でも有精卵と無精卵があります。

この2つは、栄養成分に変わりはなくとも、卵自体の生命力が違います。

有精卵と無精卵の違い【有精卵をオススメする理由】 

2019年7月17日

 

また、玄米と白米も、カロリーは変わりませんが、食べ物としての力が明らかに違うのです。

玄米と白米の違い~栄養成分を比較する~【玄米を主食にすべき3つの理由】

2019年7月22日

 

食べ物も「生きもの」です。

電子レンジで調理されたものは、死んでいるようなものです。

非科学的と言われるかもしれませんが、他の調理法で作られたものとは、明らかに違う食べ物になってしまうのです。

 

まとめ

 

電子レンジの危険性まとめ
  • 電子レンジは、他の家電製品と比べても電磁波が強い
  • これまでの研究で、電磁波は、小児白血病やガンなどの発症リスクを増加させる
  • 電磁波過敏症で苦しむ人がいる
  • 電子レンジで調理すると、食品の栄養が損なわれる
  • 電子レンジの加熱方法で、食品本来の分子構造も壊れてしまう

 

電子レンジに限らず、すべての電化製品からは電磁波が出ており、人体に影響があります。

そう考えますと、これからの時代は今まで以上に電磁波に気をつけなければならなくなります。

それは、5G通信に代表されるように、今後インターネット社会はさらに加速してゆくからです。

「IOT(Internet Of Things)」といって、たくさんのモノがインターネットで繋がる時代になりつつあります。

それは、どの場所にいても、四六時中、電磁波の影響を受けるようなものです。

便利で豊かな暮らしが出来る反面、私たちはさらなる電磁波の影響を受けることになるかもしれません。

 

そして、忘れてはいけないことは、私たちの体は食べ物で出来ているということです。

良い食べ物が良い体をつくる。

悪い食べ物が体を不調にします。

電子レンジで食べ物はどうなりますか?

 

私自身、電子レンジを手放して、はじめは不便を感じたこともありましたが、慣れてしまえば、困ることは全くありません。

電子レンジありきの商品に頼ることもなく、そのおかげで、ちゃんと料理もしますし、何より電子レンジを使わない方が料理が美味しく感じます。

良い食材を最大限に生かす為には、電子レンジで調理することはオススメとは言えません。

 

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コンビニや一般スーパーなどで販売されている食材は、その品質が安全かどうかを調べることは、正直とても難しいです。

近くに自然食品の専門店があればいいですが、、、

そういうお店は、まだまだ少ないですよね。

 

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食材宅配で本当にオススメはこの3社!!【元自然食品店長が選ぶ納得のサービス!】

2020年1月24日

 

このブログでは、「食の安全」「食の問題」をテーマに、私が学んだ情報をお伝えしています。

アルトム
是非、毎日の食生活をより良くするために参考にしてください!

それでは。