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牛乳は健康に良いのか、悪いのか?【牛乳のデメリットと問題点を知る】

アルトム
自然食品専門店の店長。Webライター。日本の食文化、食養について学んでいます。このブログでは、主に「食の安全」について情報を発信しています。

牛乳を飲めば、背が伸びる、、、

牛乳を飲めば、骨が丈夫になる、、、

健康に良いイメージを強く持つ牛乳は、子どもから大人まで、多くの人に親しまれています。

実に、日本人の3人に1人が毎日、牛乳を飲んでいるとも言われています。

しかし、牛乳の健康効果に対しては賛否両論です。

毎日飲み続けることによって、かえって健康を害するということも指摘されています。

「牛乳って本当に健康にいいの?」

「なんで牛乳を”体に悪い”って言う人がいるの?」

この記事では、こんな疑問にお答えします。

この記事で分かること

  • 牛乳を飲むことのデメリット
  • 牛乳が抱える問題点

私たちにとっては、学校給食から馴染みのある飲み物です。

健康に良いのか、悪いのか、牛乳が抱える問題と向き合って、判断しましょう。

はじめに「食の安全を考える人におすすめの食材宅配」について知りたい人はこちら≫

目次

牛乳は健康に良いのか、悪いのか?

牛乳は健康に悪い?

はじめに結論です。

牛乳は健康に”悪くはありません”。

つまり、悪くはないけれども、「良い」と言い切れない面があるのです。

ですので、毎日、健康のために沢山飲むのではなく、「品質の良い牛乳」を「嗜好品程度」に飲むのがちょうど良いです。

その理由は、

  • 牛乳を飲むことで、体にデメリットがある
  • 市販されている牛乳には、多くの問題がある

からです。

では、その2つを詳しく解説してゆきます。

牛乳のデメリットとは?

「健康に良い」とされる牛乳ですが、近年の様々な研究で、その健康効果は間違いではないか、とも指摘されています。

牛乳のデメリット
  1. 日本人の多くは牛乳を消化できない
  2. 牛乳を飲むと、逆に骨がもろくなる
  3. 牛乳はガンのリスクを高める

牛乳のデメリット①日本人の多くは牛乳を消化できない

そもそも日本人の体には、牛乳は合っていません。

それは、日本人の多く、約8割は牛乳をうまく消化できないからです。

牛乳には約5%の糖質が含まれ、そのほとんどが乳糖(ラクトース)です。

生の牛乳であれば、乳糖を分解する酵素ラクターゼが含まれていますが、市販されている牛乳は加熱処理されていて、ラクターゼが含まれていません。

ですので、体内の酵素で分解する必要があるのですが、日本人の多くはラクターゼが少なく、乳糖をうまく消化できません。

通常、赤ちゃんは乳糖を分解することが出来るのですが、2歳頃から乳糖を分解する酵素がなくなっていくと言われています。

また、体内でラクターゼを作れない「乳糖不耐症」の人も日本人には多くみられます。

「乳糖不耐症」とは、牛乳など乳糖が含まれる乳製品を摂ると、腹痛や下痢、吐き気などが現われる症状のことです。

つまり、乳製品を消化できないということです。

アルトム
この「ラクターゼ」は、日本人を含めた黄色人や黒人が、白人に比べて特に少ないと言われています。

牛乳のメリットは、栄養のバランスが整っているということです。

しかし、どんなに牛乳が良い飲み物でも、うまく消化ができなければ意味がありません。

ちなみに、歴史を振り返ってみますと、今のように牛乳が飲まれるようになったのは昭和の戦後からで、ごく最近のことです。

実は、牛乳は何度か日本に伝わってきているのですが、なかなか定着しませんでした。

牛乳のデメリット②牛乳を飲むと、逆に骨がもろくなる

牛乳には、人間が体内で作ることの出来ない必須アミノ酸や、タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルがバランスよく含まれています。

特に、カルシウムの含有量が多いことから、「骨を丈夫にする」というイメージがついています。

しかし、牛乳からカルシウムを摂っても、骨の強化にはならないという研究結果があります。

前述した通り、私たちは牛乳をきちんと消化することができず、その栄養をしっかりと吸収できません。

それはつまり、骨の強化にはならないことも示しています。

それどころか、牛乳を飲むことで「逆に骨がもろくなる」ことが指摘されています。

アメリカ・ハーバード大学公衆衛生学部は、お肉や牛乳をはじめ乳製品はすべて「酸性形成食品」であるとして、以下のように語っています。

「酸性形成食品(体内で酸性物質を形成する)を摂取すると、体液を弱アルカリに保っている体は、これを中和する為に骨からアルカリ性のカルシウムを引き出す

「酸性形成食品の摂取と、運動不足、日光不足が骨粗鬆症を引き起こしている」

実際に、戦後、学校給食で牛乳を飲むようになってから、日本の児童の骨折率は上がっているのです。

独立行政法人日本スポーツ振興センターの「学校の管理下の災害」によると、学校(学校行事を含む)における骨折は、小学生から高校生まで増加しており、全体で30年前の1.5倍、1970年と比べると2.4倍にまで増えています。

ここ10年間に着目すると、未就学児~中学生は横ばいにとどまっていますが、高校生では引き続き増加し続けています。

骨折の原因として挙げられているのは、

  • 食生活の乱れ
  • 運動不足
  • 日光不足
  • 姿勢

など、さまざまな要因が指摘されていますが、牛乳が本当に骨を丈夫にするのであれば、毎日のように飲むことで骨折率は低下するはずです。

杏林予防医学研究所の山田豊文所長は、「牛乳をよく飲む人(1日2杯以上)は、飲まない人に比べて骨折リスクが2倍以上になる」と自身の研究から述べています。

アルトム
骨を丈夫にするためにカルシウムを摂るのであれば、血液を酸性にしない小魚海藻類ごま豆腐、野菜なら小松菜、モロヘイヤなどがおすすめです。

牛乳のデメリット③牛乳はガンのリスクを高める

当たり前のことですが、牛乳は「牛の母乳」です。

本来は、牛の赤ちゃんのための飲みものです。

牛乳には、牛の赤ちゃんが大きくなるための成長ホルモン「IGF‐1(インスリン様成長因子)」が含まれています。

この「IGF‐1」の摂り過ぎにより、ガンが促進されてしまうことが指摘されています。

これには、牛の飼育問題も深く関わっています。

日本だけでなく、アメリカやヨーロッパでも、牛の飼育現場ではホルモン剤が投与されることがあります。

すると、乳牛の成長が早まり、乳量が20%ほど増加し、より牛乳が搾れるからです。

しかし、ホルモン剤が投与された牛の牛乳には、「IGF‐1」が非常に多く含まれていることが報告されています。

「IGF‐1」は、私たち人間にとっても、成長には欠かせないホルモンですが、過剰になると異常な細胞増殖を引き起こし、ガンの発生と促進に繋がります。

実際に、乳ガン、膀胱ガン、大腸ガンなどの発症リスクとの関与があるとされています。

また、ホルモン剤を投与された牛は、乳腺炎を起こしやすく、今度は抗生物質が投与されます。

すると、当然、牛乳にも抗生物質が残留する可能性があります。

アルトム
牛乳がどんなに優れた栄養を持つ飲み物でも、それが私たち人間にとって最適な飲み物であるとは言い切れないのです。

牛乳は、この他にも様々な問題を引き起こすと指摘されています。

より詳しく知りたいという方には、こちらの2冊がオススメです↓

次に、「市販されている牛乳が抱える問題点」について、解説してゆきます。

牛乳が抱える問題点とは?

すべての食品がそうであるように、牛乳にも良し悪しがあります。

ここでは、市販されている一般的な牛乳に潜む問題点をお伝えします。

牛乳の問題点

  1. 農薬や抗生物質が残留している可能性がある
  2. 劣悪な飼育環境で、牛にストレスがかかっている

牛乳の問題点①農薬や抗生物質が残留している可能性がある

乳牛が食べる飼料に農薬が使われていれば、それは牛乳に残留する可能性があります。

また、病気や体調不良で治療に使われた抗生物質も残留している場合があります。

そうならないために、残留濃度の基準値が設けられていますが、それはゼロではありません。

市販されている牛乳のほとんどは、少なからず、農薬や抗生物質が残留してしまっている可能性があります。

牛乳の問題点②劣悪な飼育環境で、牛にストレスがかかっている

市販されている牛乳のほとんどは、ストレスまみれの牛から搾った牛乳です。

日本では、広い牧場で牛を放牧しているところはほとんどありません。

2014年の農林水産省の調査によると、70%以上の農家が、乳牛を1頭ずつの狭いスペースに繋いだまま飼育していることが分かりました。

私たち人間に置き換えたら、タタミ1畳の上で生涯を過ごすようなものです。

当然ですが、強いストレスが掛かります。

そんな牛乳を飲んで、私たちが健康を保てるわけがありません。

食品の良し悪しを考える上で重要なことは、カロリーや栄養成分だけで判断をしてはいけないということです。

例えば、牛乳と同じように身近な食品である「卵」も、有精卵と無精卵がありますが、栄養成分にはほとんど変わりはありません。

しかし、その飼育環境の違いで、数字に表れない生命力の差が生まれます。

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また、乳牛を飼育する現場では、牛にとって、本当に苦しいことが行われています。

私は正直、この事実を知ってから、大量生産されている市販の牛乳を買わなくなりました。

なぜなら、その牛乳を買うことは、苦しんでいる牛の飼育を応援することになってしまうからです。

乳牛の過酷な飼育現場については、こちらの記事を参考にしてください↓

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買い物は投票のようなものです。

ですから、「品質の良い牛乳」、すなわち、牛の健康も考えた飼育をしているところのものを選ぶことは、苦しんでいる牛を救うことにもなります。

アルトム
選ぶなら、こういう牛乳ですね!

まとめ

牛乳は健康に”悪くはありません”。

しかし、「健康に良いから、毎日飲みましょう」とは言い切れません。

「品質の良い牛乳」を「嗜好品程度」に飲むのがオススメです。

牛乳のデメリットと問題点
  1. 日本人の多くは牛乳を消化できない
  2. 牛乳を飲むと、逆に骨がもろくなる
  3. 牛乳はガンのリスクを高める
  4. 農薬や抗生物質が残留している可能性がある
  5. 劣悪な飼育環境で、牛にストレスがかかっている

私たち人間も皆、母親の母乳を飲んで育ってきました。

母親が健康であれば、健康な母乳になります。

健康でなければ、当然母乳の質も悪くなるように、牛乳にも数字では表れないデメリットや問題点が生まれます。

実に、日本人の3人に1人が飲んでいると言われる牛乳。

その陰には、牛が苦しんでいることも知っておかなければなりません。

多くの人に、この問題と向き合ってみてほしいです。

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この記事を書いた人

ジャンクフード中毒から自然食品店の店長に。
無添加の食品に囲まれて生活しています。
人生において、食が最も大切であることに気付き、食養学、日本の食文化を勉強。
「食の安全」について情報を発信しています。

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