▶食の安全について考え始めた人へ「食事改善ロードマップ」

果糖ブドウ糖液糖とは?砂糖との違いと危険性【実は遺伝子組み換え食品です】

 

「果糖ブドウ糖液糖ってなに?」

「添加物なの、、、?」

こんな疑問を解決するための記事になっています。

この記事で分かること

  • 果糖ブドウ糖液糖とはなにか
  • 果糖ブドウ糖液糖と砂糖の違い
  • 果糖ブドウ糖液糖に危険性はあるのか

アルトム
自然食品店の店長。Webライター。日本の食文化、食養を学んでいます。このブログでは主に「食の安全」について情報を発信しています。

 

市販ジュースの原材料をチェックすると、かなりの確率で使われている「果糖ブドウ糖液糖」。

砂糖と同じものだと誤解している人も多いかもしれませんが、原料も製法も全くの別物です。

 

この記事では、果糖ブドウ糖液糖とは何なのか、そして、その危険性について詳しく解説します。

記事を読んでいただければ、身近なジュースに潜んでいる問題が分かります。

 

▼はじめに「安全な食品を求めている人におすすめの食材宅配」が知りたい人はこちら

あわせて読みたい
【厳選】食材宅配で本当におすすめはこの3つ!自然食品店長が人気サービスを徹底比較!     パソコンやスマホで簡単に注文できる。 家事や子育てで忙しい人も、あまり外出をしたくないという人も、食材宅配サービスを利用すれば自宅に食材が届きま...

 

目次

果糖ブドウ糖液糖とは 

果糖ブドウ糖液糖とは何か

 

果糖ブドウ糖液糖とは「異性化糖」という甘味料の種類の一つです。

異性化糖(いせいかとう、英語: high-fructose corn syrup; HFCS)とは、主にブドウ糖からなるコーンシロップ(トウモロコシ)を、酵素かアルカリによって異性化した果糖とブドウ糖を主成分とする糖をいう。

出典元:Wikipedia

少し分かりずらいですが、トウモロコシ由来の糖分(コーンシロップ)を異性化させたものです。

「高果糖コーンシロップ(HFCS)」とも呼ばれます。

日本ではトウモロコシだけでなく、サツマイモやジャガイモなどのデンプンも利用されています。

デンプンそのものには甘味はありませんが、デンプンに酵素を添加し分解していくことで甘みをもつブドウ糖、そして果糖が作られてゆきます。

 

異性化糖は果糖の含有量によって次の3種類に分かれます。

果糖含有量が50%以上90%未満 果糖ブドウ糖液糖
果糖含有量が50%未満 ブドウ糖果糖液糖
果糖含有量が90%以上 高果糖液糖

 

この中で特によく目にするのが果糖ブドウ糖液糖ですが、異性化糖はジュース・清涼飲料水をはじめ多くの飲料、また食品で使用されています。

なぜ、飲料・食品メーカーが異性化糖を使用するのかというと、砂糖の代用品として、非常に安価で使いやすいからです。

 

【資料請求は無料】食の安全について学ぶ!「食育インストラクター」の資格をチェック 

果糖ブドウ糖液糖と砂糖の違い 

果糖ブドウ糖液糖と砂糖の違い

 

では、ここからは「果糖ブドウ糖液糖」と「砂糖」の違いについて解説してゆきます。

 

砂糖との違い①原料・製法

砂糖は、サトウキビやテンサイを抽出・精製したものです。

一方、前述したように果糖ブドウ糖液糖はトウモロコシやサツマイモなどの「デンプン」を原料として作られます。

砂糖とは、原料だけでなく、その製造工程が全く違います。

異性化糖の主な製造工程

  1. トウモロコシなどのデンプンに、水と「液化酵素」を加えて加熱。液体化させる。
  2. その後、冷却してから「糖化酵素」により糖化。ブドウ糖に変える。
  3. さらに「異性化酵素」を使い、割合を決めてブドウ糖を果糖に変える。
  4. 精製する。

 

こうして3種類の酵素を利用して異性化させたもの。

それが異性化糖です。

砂糖の製法と比べると、より科学的な手法といえます。

 

砂糖との違い②価格

果糖ブドウ糖液糖はじめ異性化糖の価格は、砂糖に比べて安いです。

よく使用される「果糖含有率55%の果糖ブドウ糖液糖」は、砂糖の7割程度の価格です。

 

そもそも異性化糖が生まれた背景には、砂糖が高価だったことが挙げられます。

食糧難で砂糖を手に入れることが難しかった時代に、身近にあるイモ類から甘味を作る方法を考え開発されたといわれています。

 

砂糖との違い③甘さ

果糖ブドウ糖液糖は、砂糖とは違い、さわやかでキレのある甘みが特徴といわれています。

低温でも甘みを感じやすいので、ジュースなど清涼飲料水に使われることが多いです。

 

ショ糖(砂糖)の甘味を100とすると、ブドウ糖は70、果糖は120~170です。

異性化糖はブドウ糖と果糖の割合によって、その甘みが変わってきます。

つまり、果糖の割合の多いものほど甘味が強くなってゆきます。

現在最も多く使われている「果糖含有率55%の果糖ブドウ糖液糖」で、砂糖とほぼ同じ甘さになるといわれています。

 

果糖ブドウ糖液糖は砂糖と原料・製法が違い、価格が安く、甘さも強くできるので、メーカーとしては非常に使いやすい甘味料であるといえます。

では、気になる「健康への影響」はどうなのか。

次の章で解説します。

果糖ブドウ糖液糖の危険性【実は遺伝子組み換え食品です】 

 

果糖ブドウ糖液糖をはじめ、異性化糖にはその危険性も指摘されています。

異性化糖の危険性

  1. 過剰摂取しやすい
  2. 原料が「遺伝子組み換え」の可能性

 

果糖ブドウ糖液糖の危険性①過剰摂取しやすい

どんなものも過剰に摂り過ぎることで健康への悪影響が指摘されています。

特に、砂糖の摂り過ぎはさまざまな弊害を生むことが知られていますね。

砂糖の過剰摂取による危険性については「白砂糖が体に悪い理由【黒糖との違い、知っておきたい七つの弊害】」の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。

あわせて読みたい
白砂糖が体に悪い理由【黒糖との違い、知っておきたい七つの弊害】    「白砂糖って体に悪いの、、、?」 「なんで良くないって言われているのかな、、、?」 こんな疑問に答えます。   健康について考えて、食生活を見直す。 ...

 

さて、果糖ブドウ糖液糖をはじめとした異性化糖には「果糖」が多く含まれているわけですが、「果糖」には満腹感を得られにくいという特徴があります。

そのため、過剰に摂り過ぎてしまう傾向があります。

 

果糖とブドウ糖はどちらも単糖類ですが、ブドウ糖の場合は摂取後、インスリンや血糖を抑えるGLP-1(グルカゴン様ペプチド1)が増加して、食欲を刺激するグレリンの分泌を抑えます。

分かりやすくいうと、満腹感を得られるのです。

それに対して、果糖はインスリンやGLP-1の分泌が増えず、グレリンを抑制できません。

果糖を摂取しても、満腹感を得られないので、空腹が解消されにくく、食べ過ぎてしまう可能性があるのです。

 

また、果糖は体内で中性脂肪に変わりやすく、ブドウ糖と比べても「糖化」しやすいことが指摘されています。

「糖化」とは、食事などから摂った余分な糖質が体内でタンパク質などと結びついて、細胞などを劣化させる現象のこと。活性酸素による酸化が「体のサビ」と言われるのに対して、糖化は「体のコゲ」とも呼ばれ、老化を促進する要因として注目されています。

 

砂糖よりも「果糖」を多く含む異性化糖は、満腹感を得られにくいため過剰摂取しやすく、その結果、砂糖以上に肥満や虫歯、そして老化を招きやすい糖分ともいえます。

 

▼以下は、お茶の水健康長寿クリニック院長の白澤卓二博士の記事から引用したものです。

最近の研究では、異性化糖が肥満や高血圧、糖尿病の要因であると指摘する研究者が増えています。果糖ブドウ糖液糖を含む清涼飲料水を1日に1回でも飲む人が太りやすいことも、いくつかの研究論文で明らかになっています。

また、1日1リットル炭酸ジュースを飲んだときに相当する果糖溶液を、ラットに6週間摂取させて記憶力と神経細胞を調べた、カリフォルニア大学ロサンゼルス校のフェルナンド・ゴメツピニラ博士らの実験によると、果糖を摂取したラットは記憶力が低下して迷路試験を解くのに通常の2倍以上の時間を要し、海馬で200以上、視床下部では700以上の遺伝子が異常なパターンを示したことがわかっています。

出典元:東洋経済オンライン【「お菓子習慣」があなたの体を秘かに蝕むワケ】

▼白澤卓二博士の本です。砂糖、異性化糖、人工甘味料の問題について書かれています。

 

▼こちらは異性化糖の問題について、多くの研究や論文が紹介されている本です。

 

果糖ブドウ糖液糖の危険性②遺伝子組み換えの可能性

異性化糖の原料は主にコーンシロップ。

つまり、トウモロコシです。

日本のトウモロコシは、そのほとんどを輸入に頼っていて、そのうち9割がアメリカ産です。

そして、2012年の米国農務省の調べによると、アメリカ産トウモロコシの8割以上が「遺伝子組み換え」であることが分かっています。

つまり、異性化糖の原料となるトウモロコシは、ほとんどが遺伝子組み換えの可能性があるということです。

 

「遺伝子組み換え」とは、生物を遺伝的に改造する方法のこと。

作物に他の遺伝子を取り込むことで、新しい性質をもった作物が完成します。

これを「遺伝子組み換え作物」と呼び、この作物を原料に作った食品が「遺伝子組み換え食品」といわれています。

 

遺伝子組み換え食品が安全かどうか」は、多くの研究者の間でいまだ議論が続いています。

現時点ではグレーというべきでしょうか。

 

「遺伝子組み換え」のメリットは、従来の品種改良よりも格段に時間が短縮できることです。

本来は、作物に新たな性質を持たせるためには何世代もの交配を行う必要があります。

しかし、遺伝子組み換えであれば、何世代にも渡る交配は不要で、より早く新たな性質を持つ作物をつくることができます。

また、遺伝子組み換え作物が開発された背景には、「除草剤に強い作物をつくって収量を増やすこと」「害虫に強い作物をつくること」などといった生産量の増加を目的としているところがありますので、食糧不足問題に対しての改善が期待されています。

 

それに対して、デメリットとして挙げられているのは、人体や環境へ害をもたらすのではないか、という点です。

これまでにさまざまな実験がされていますが、遺伝子組み換え食品を摂り続けることで、主に以下の健康被害が懸念されています。

  • 病気やアレルギーの発症
  • 生殖機能の低下
  • 肝臓や腎臓などの器官への悪影響

 

現状、厚生労働省は厳しい審査を行い、アレルギーを発症させるような作物は出回らないようにしていますが、現時点では「安全性はグレー」という見方をする研究者が多いです。

 

さらに、環境に与える影響も問題視されています。

遺伝子組み換え作物の花粉が飛散して、何らかの形で自然の作物に組み込まれることによって、意図せずに遺伝子組み換え作物が広がってしまう可能性もゼロではありません。

 

そうした人体や環境への影響を危惧して、世界中で反対運動が行われています。

完全に安全だと言い切れない作物を受け入れるわけにはいかない

そんな主張がされるのは、決して特別なことではありません。

消費者の間でも、まだしっかりと認識がされておらず、そのため、現時点では健康被害が懸念されるものについては、できれば避けたい食品です。

 

まとめ

 

果糖ブドウ糖液糖は、トウモロコシなどのデンプンから作られる「異性化糖」です。

歴史を振り返ると、砂糖が手に入りにくかった時代の救世主として、多くの人の食生活を支えたことも事実です。

しかし、安価で大量に使われる異性化糖は今、新たな健康問題の要因としても指摘されています。

 

食の問題は、まずは知ること。

そして、その上で、それぞれが答えを出してゆかなければならないと思いますね。

 

▼「安全な食品を求めている人におすすめの食材宅配」が知りたい人はこちら

あわせて読みたい
【厳選】食材宅配で本当におすすめはこの3つ!自然食品店長が人気サービスを徹底比較!     パソコンやスマホで簡単に注文できる。 家事や子育てで忙しい人も、あまり外出をしたくないという人も、食材宅配サービスを利用すれば自宅に食材が届きま...

 

【今なら送料3回無料!】野菜が格別の美味しさ!「坂ノ途中」定期宅配

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

ジャンクフード中毒から自然食品店の店長に。
無添加の食品に囲まれて生活しています。
人生において、食が最も大切であることに気付き、食養学、日本の食文化を勉強。
「食の安全」について情報を発信しています。

コメント

コメントする

目次
閉じる