味噌汁は塩分の摂り過ぎになるのか?【味噌汁で高血圧が良くなる!?】

調味料

日本の食事、和食といえば、ごはんとお味噌汁です。

お味噌汁は日本の食事に欠かせません。

 

しかし、高血圧など生活習慣病が増えている昨今、どうしても気になってしまうのが、

味噌汁で塩分の摂り過ぎにならないのか?

ということです。

 

日本の伝統健康食と言われる味噌汁。

さて、本当に味噌汁の飲みすぎで高血圧になるのでしょうか。

味噌汁と塩分の関係について、詳しく解説してゆきます。

 

 

味噌汁は塩分の摂り過ぎになるのか?

味噌汁は塩分の摂り過ぎなのか?

 

味噌汁は確かに塩分が多いですが、体に弊害ではありません。

アルトム
ただし、なんでも摂り過ぎは体に良くないです。

あくまでも基本的な量(1日3食)と考えましょう。

 

ここにタイトル
「味噌汁に含まれる塩分の量」×「1日何杯飲むのか」=「塩分の摂り過ぎかどうか」

一般に、味噌汁と塩分の関係は、この方程式から言われてます。

人によって違いますが、例えば1日3食味噌汁を飲む場合、味噌汁に含まれる塩分量を考えますと、それは確かに塩分の摂り過ぎと言えます。

しかし、味噌汁には様々な健康効果が認められていて、メリットの方が上回っていると考えてよいです。

 

味噌汁に含まれる塩分はどのくらい?

 

一般的に、味噌汁の塩分量はおわん1杯あたり約1.2gと言われています。

この数字が多いか少ないかは、その人の食事内容にもよりますが、厚生労働省が推奨している1日の塩分摂取量の上限を考えると、確かに「味噌汁の塩分量は多い」と言えます。

 

厚生労働省は、理想的な塩分の摂取量を1日8g未満に設定しており、日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン」は塩分摂取量を1日6g未満と定めています。

つまり、3食味噌汁を飲んでしまうと、それだけで1日の塩分量の半分を摂取してしまうことになります。

 

塩分を摂り過ぎるとどうなる?

 

一般に、塩分を摂り過ぎることによって、高血圧を引き起こしてしまうリスクがあると言われています。

 

血液中の塩分濃度が増えると、体は水分を補給して、そのバランスを保とうとします。

すると、血液が増えて、末端の血管が圧迫されて、血圧が上がります。

つまり、塩の摂り過ぎによって血圧が上がりやすくなり、その関係から「減塩すべき」と言われています。

 

塩分と高血圧、本当の関係

 

しかし、塩分と高血圧の関係性について、それを否定する研究もされています。

1988年、アメリカ・シカゴのノースウエスタン医科大学が行った調査では、

「食塩摂取量と高血圧発症率との関係はない、か、あっても弱い」

という結論が出ました。

 

さらに、2013年のアメリカ医学研究所によるレポートでは、

「塩を制限することによって血圧は下がるが、それが実際に疾患予防に繋がるかどうかは証拠が足りない」

と世界に疑問を投げかけています。

 

また、塩には天然塩と精製塩があり、確かに過剰な塩分の摂り過ぎは弊害を生みますが、天然塩にはメリットが多くあることが分かっています。

塩については、こちらの記事でより詳しく解説してあります↓

【減塩は間違い!?】天然塩と精製塩の違い

2019年8月16日

 

味噌汁をよく飲む人の方が長寿という事実

 

古くから味噌づくりが盛んな長野県は、男女ともに長寿県として知られています。

実際に、味噌汁や味噌漬けなどを好んで食べる人が多いと聞きます。

長野県民の塩分摂取量は1日あたり11.8gで、日本人の平均10g、また厚生労働省の目標値8gに対して多いです。

 

塩分を多く摂っているのに、なぜ長寿なのでしょうか?

それは、味噌には塩分の摂り過ぎが気にならないくらい、様々な健康効果があるからです。

では、味噌汁を飲むメリットについて、次の章で解説します。

 

 

味噌汁で高血圧が良くなる!?

 

日本では、「味噌は塩分が多い」「毎日、味噌汁を飲むと血圧が上げる」という説が拡がり、味噌汁が敬遠されていた時代がありました。

しかし、近年の様々な研究から、

味噌は血圧を上げることはなく、特に控える必要がない

ことが証明されています。

 

味噌汁の塩分は弊害はない?

 

味噌汁を毎食飲むことは、確かに塩分の摂り過ぎになりますが、それが体にとって絶対に弊害になるとは言い切れません。

 

食塩と高血圧の関係性について研究している共立女子大学・医学博士の上原誉志夫教授は、「食塩の摂取で血圧が上がるのは、腎臓からのナトリウムの排泄量が少ないことが原因である」ことを述べています。

つまり、塩を多く摂ることよりも、排泄されないことの方が問題だということです。

 

塩分は、ナトリウムと同時にカリウムを摂取することで、体外に排出されやすくなります。

カリウムは、キノコ類、豆類、イモ類、ほうれんそう、春菊など野菜に多く含まれています。

また、ワカメなどの海藻類やごぼう、こんにゃくなど食物繊維の多いものも塩分を体外に排出する働きがあることが分かっています。

こういったものを味噌汁の具材に選べば、高血圧の心配がないということです。

 

上原教授の研究では、1日に1~3杯の味噌汁を飲む人の血圧の平均値はほとんど変化がなく、むしろ味噌汁を飲むことで腎臓からのナトリウム排泄が促され、これにより30%の減塩効果があるということが分かりました。

この研究結果は、「味噌汁を飲むことで血圧が上がるとは言えない」ことを示しました。

 

 

また、「味噌博士」こと広島大学名誉教授の渡邊敦光博士は、自身の研究から味噌汁を毎日飲むことを勧めています。

研究によると、味噌汁を1日2杯以上飲む人は、そうでない人に比べて高血圧になるリスクが0.18倍と大幅に下がることが分かっています。

これは、味噌の原料である大豆に含まれるタンパク質、そして褐色色素のメラノイジンにも血圧上昇を抑える働きがあるからです。

 

 

博士は、この他にも味噌汁を飲むことのメリットが多くあることを、研究で示しています。

 

味噌汁の持つ様々な健康効果

 

昔から「味噌は医者いらず」と言われ、毎日お味噌汁を飲むという習慣は、日本人の健康を守ってきました。

これまで、味噌についての様々な研究が行われ、その健康効果に世界中が注目しています。

 

味噌による主な健康効果
  1. 老化防止
  2. 高血圧など生活習慣病の予防
  3. 低体温、冷え性の改善
  4. ガンの予防
  5. ダイエット効果
  6. 放射能から身を守る

 

原料である味噌、塩、そして具材にこだわれば、それだけで味噌汁は最高の健康食となります。

詳しくは、こちらの記事を参考にしてください↓

味噌汁こそ健康食!その栄養と効能効果【日本人が忘れてはいけないもの】

2019年10月16日

 

まとめ

「味噌汁は塩分の摂り過ぎになる」と敬遠している人もいますが、これまでの様々な研究から味噌汁を飲むメリットの方が多いことが分かっています。

味噌汁は確かに塩分が多いですが、体に弊害ではありません。

 

繰り返しますが、なんでも摂り過ぎは体に良くないです。

味噌や塩、具材にこだわって、毎日の食卓に味噌汁を。

それだけで、素晴らしい健康食になるはずです。

 

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2020年3月23日

 

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食材宅配で本当にオススメはこの3社!!【自然食品店長が選ぶ納得のサービス!】

2020年1月24日

 

このブログでは、「食の安全」をテーマに、私が学んだ情報をお伝えしています。

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是非、毎日の食生活をより良くするために参考にしてください!

それでは。