おかひじきとは?その栄養と効能に注目!【食べ過ぎに注意?】


「おかひじき」って何?
野菜なの?



どんな栄養が含まれてるの?
こんな疑問に答えます。
- おかひじきの特徴
- おかひじきに含まれる栄養と期待される効能
- おすすめの食べ方
- 食べ過ぎによるデメリット
筆者プロフィール


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ジャンクフード中毒から自然食品店長に。
20代で体調を大きく崩し、食養を学んで病弱体質を改善。自然食の仕事10年以上の経験と体験をもとに「安全な食品の選び方」と「体にいい自然食」について発信中!
山形県置賜(おきたま)地方の伝統野菜「おかひじき」。
シャキシャキした食感と豊富な栄養が魅力の野菜です。
この記事では、おかひじきをまだよく知らないという人に、その内容と栄養について詳しく解説します。
また、記事の後半ではおすすめの食べ方も紹介しています。
おかひじきがどんな野菜なのかを知ると、より一層おいしく食べれますよ。




おかひじきとは


おかひじきは、ナデシコ目ヒユ科オカヒジキ属の一年草で、別名は「ミルナ(水松菜)」といいます。
葉の様子が海藻のヒジキに似ている事から、おかに生えるヒジキと言う意味で「おかひじき」と名付けられました。
また、別名の「ミルナ(水松菜)」も、海藻のミル(海松)によく似ていることが由来となっています。
日本全国の日当たりの良い海岸の砂浜や塩生地に自生していて、旬は4月から6月にかけて。
近年は海岸開発などによって自生地が減少しており、そのため天然ものは激減しています。
ですので、現在出回っているのはハウス栽培のものがほとんどです。
(秋田県では準絶滅危惧種に指定されているとのこと)
最初に栽培を行った山形県置賜地方が発祥の地とされ、山形県の伝統野菜として扱われています。
シャキシャキした食感が特徴で、生で食べたり、お浸しや和え物、炒め物など、さまざまな調理でいただくことができます。
おかひじきは基本的に無農薬!
おかひじきの栽培は春から晩秋にかけて複数回収穫されます。おかひじきは害虫がつきにくく、そのため通常栽培においては農薬を使わないのが一般的とされています。そのため、市場に出るもののほとんどが無農薬栽培で、農薬を気にしている人も安心して食べることができます。
おかひじきの栄養と効能


おかひじきに豊富な栄養が含まれています。
以下は100gあたり(生の状態)の栄養成分です。
エネルギー | 17kcal |
タンパク質 | 1.4g |
脂質 | 0.2g |
炭水化物 | 3.4g |
食物繊維 | 2.5g |
カロテン | 3300μg |
ビタミンB1 | 0.06mg |
ビタミンC | 21mg |
ビタミンE | 1.0mg |
ビタミンK | 310μg |
カリウム | 680mg |
カルシウム | 150mg |
マグネシウム | 51mg |
おかひじきを食べると、特に高血圧や骨粗鬆症の予防に効果があるとされています。
その理由となる栄養成分をピックアップして解説しますね。
①β‐カロテン
おかひじきはβ‐カロテンを豊富に含む緑黄色野菜です。
その含有量は100gあたり3300μgもあり、小松菜(3100μg)よりも多いんですね。
β‐カロテンは体内でビタミンAに変換され、髪の毛や皮膚、粘膜の健康維持に役立ちます。
さらに、動脈硬化を予防し、免疫を正常に働かせて抗がん作用があることも認められている栄養成分です。
また、ビタミンAは眼にもいいといわれますが、これは光を感知するために必要な成分だからですね。
②カリウム
カリウムの含有量は100gあたり680㎎で、ほうれん草(690㎎)と同じくらいあります。
この数字は野菜の中でもトップクラス。
カリウムにはナトリウム(塩分)を排泄する働きがあり、高血圧の予防・改善に効果があります。
③骨を丈夫にするミネラル
おかひじきにはカルシウム、マグネシウム、リン、鉄分といった骨を丈夫にするミネラルが多く含まれています。
これらの成分は、骨の発育を良好にして、骨粗鬆症の予防効果があります。
また、カルシウムは骨や歯の材料になるだけでなく神経を落ち着かせる働きがあり、鉄分はヘモグロビンの材料になり、エネルギーの代謝にも関わっています。
これらミネラル成分は体の健康維持に大きく関わっているんです。
おかひじきの食べ方【おすすめレシピ】





おかひじきの健康効果をなるべく損なわずに、美味しく食べたい!
そのための、おすすめの食べ方を3つ紹介します。



おかひじきは生でも食べられますが、少しアクがあるので下処理をしてから調理しましょう!
- 鍋でお湯を沸騰させる
- お湯の量に対して2%ほどの塩を溶かして、おかひじきを鍋に入れる
- 1分~1分半茹でて、すぐに冷水に落とし、粗熱をとる
- 粗熱がとれたら、ざるなどで水気をよく切る
※茹で過ぎると、シャキシャキ感が失われてしまうので注意してください。
ちなみに、料理で使う塩は味だけでなく、その効能も左右しますよ。
ぜひ良い塩を使ってほしいので、こちらの記事も参考にしてください ↓


おかひじきのサラダ


おかひじきのシャキシャキした食感を1番おいしく味わえるのがサラダです。
下処理をしたら、そのままでも食べれます。
はじめておかひじきを味わうなら、簡単に調理できますので、まずはサラダにして食べてみてください!
おかひじきの和え物


おかひじきは和え物にしても美味しく味わえます。
作り方もとっても簡単です。
おかひじきの炒め物


おかひじきは和洋中どの料理にも合いますよ。
炒め物にすると、シャキシャキ食感がクセになります。
おかひじきのデメリット


栄養豊富で美味しいおかひじきに、デメリットというデメリットはありません。
毒性成分もなく、基本的に無農薬栽培です。
唯一、注意すべきは食べ過ぎですが、これはどんなものにでも言えることであり、特別注意する必要はないと考えます。
実際に、おかひじきには食物繊維が多く含まれているので、食べ過ぎるとお腹がゆるくなってしまう可能性があります。
ただし、どれくらいの量が食べ過ぎになるのかというと、その量は約1㎏とされています。
おかひじきは大体1パック100gで販売されています。
それで2人分の料理ができてしまいますから、正直、1㎏も食べる人はいないと思いますね。
まとめ


おかひじきは栄養豊富でとっても体にいい野菜ですが、全国的にはまだまだ知られていませんね。
あのシャキシャキ食感が病みつきになる人も少なくないです。
味も香りもクセが少なく、どんな料理にも合いますので、これを機にぜひ色々な料理に使ってみてください!
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コメント
コメント一覧 (2件)
おかひじきは栄養満点ですね。
我が家では人気がないんです。
私の調理の仕方が悪いのかな~(;^_^A
ケイ様
コメントありがとうございます。
おかひじきはその食感が美味しくて、シンプルな調理でいいのが魅力ですが、人それぞれ好みが違うのは仕方ないですね(^▽^;)