「おせち料理」の意味と由来を子供にも分かりやすく解説【添加物は?】

おせち料理の意味 食文化

 

「おせち料理って、なんで食べるんだろう?」

「どんな意味があるのかな?」

こんな疑問に答えます。

この記事で分かること
  • 「おせち料理」に込められた意味
  • なぜ「おせち料理」を食べるようになったのか
  • 市販の「おせち料理」に使われる注意すべき添加物について
アルトム
自然食品店の店長。Webライター。日本の食文化、食養を学んでいます。このブログでは主に「食の安全」について情報を発信しています。

 

お正月といえば「おせち料理」です。

見た目が華やかなので、それだけで嬉しくなりますが、一つ一つの料理に込められた意味を知ると、もっと美味しく味わうことができます。

私自身も、以前は何気なく食べていましたが、その意味を知ってからは、一つ一つの料理を噛みしめながら食べるようになりました。

そして、日本の食文化にも関心を持つようになり、今は子供にも分かりやすく伝えようと心掛けています。

 

この記事では「おせち料理」に込められた意味と由来を簡単に解説します。

また、記事の後半では、食の安全を考える人のために、市販されている「おせち」に使われている食品添加物についても解説します。

 

記事を読み終えると、「なぜ、おせちを食べるのか」が分かり、子育て中の人ならそれを子供にも伝えられるはずですし、何より日本の行事食にもっともっと興味が湧くはずです。

 

「おせち料理」の意味

おせち料理の意味

 

「おせち料理」は、お正月に食べる祝いの料理です。

「めでたさを重ねる」という意味で重箱に詰められます。

本来は五段重ねですが、現在は三段重ねが多いですね。

地方によって詰め方は違うようですが、基本的にそれぞれの段に詰める料理が決まっています。

 

おせちの重箱
  • 壱の重 口取り、祝肴
  • 弐の重 焼き物
  • 参の重 煮物
  • 与の重 酢の物、和物
  • 五の重 空

※忌み数字の「四」は使わず、「与」の字を使います

 

これは重箱に詰める際の基本的なルールですが、こうでなければいけないというものではありません。

大切なのは、その意味を知るということです。

一段でも皿盛りでも、「おせち料理」に込められた意味は同じです。

ここでは一段ずつ、それぞれの料理に込められた意味を解説してゆきます。

 

「おせち料理」の意味 壱の重~口取り、祝い肴~

 

1番上の段、壱の重には「口取り」と「祝い肴(ざかな)」を詰めます。

「口取り」とは酒のつまみになる料理のことです。

「祝い肴」とは、その名の通り、祝い事にふさわしい魚のことをいいます。

 

数の子・・・ニシンの卵である数の子は、二親(にしん)から大勢の子が出るという意味で、子孫繁栄を願う縁起物です。

 

昆布巻き・・・「こぶ」は「よろこぶ」に通ずるとして、縁起が良いとされています。

 

田作り・・・片口イワシを肥料として使った田畑で豊作になったことから、五穀豊穣を願い食べます。「五万米」という字を当てて、「ごまめ」と呼ぶこともあります。

 

黒豆・・・マメに働く、勤勉で健康に暮らせるようにという願いが込められています。

 

伊達巻・・・巻物のような形をしていることから、知識が増えるようにとの願いを込めて食べられます。

 

錦玉子・・・黄身と白身が金と銀に例えられ、二色(にしき)が錦に通じています。

 

栗きんとん・・・栗はもともと縁起ものとされ、きんとんは「金団」と書き、黄金色を宝に例えて、豊かな年になるようにとの願いが込められています。

 

紅白かまぼこ・・・かまぼこは日の出を象徴する形をしています。赤は魔除け、白は清浄の意味もあります。

 

「おせち料理」の意味 弐の重~焼き物~

 

弐の重には、縁起のいい海の幸を中心に詰めます。

 

ぶり・・・ぶりは大きさによって名前が変わる出世魚です。昔から出世を願って食べられる縁起ものです。

 

・・・鯛は「めでたい」という言葉にかけています。姿も味もよく、昔からめでたい魚として、祝膳には欠かせないものとして扱われてきました。

 

海老・・・海老のように腰が曲がるまで長生きすることを願います。

 

「おせち料理」の意味 参の重~煮物~

 

参の重には、山の幸を中心に、家族が仲良く結ばれるように「煮しめ(煮物)」を入れます。

 

れんこん・・・穴があいていることから、将来の見通しがきくようにという願いを込めます。

 

里芋・・・里芋は子芋がたくさんつきます。その姿から子孫繁栄を願っています。

 

八つ頭・・・里芋と同じように、子芋がたくさんつくので子孫繁栄を願います。また、頭となって出世をするように。

 

くわい・・・大きな芽が出るので「めでたい」。また、子球がたくさんつくことから子孫繁栄を願います。

 

ごぼう・・・ごぼう地の中深くに根が入っていく姿から、深く根をはり繁栄すること、代々続くことを願います。

 

「おせち料理」の意味 与の重~酢の物、和物~

 

四段目は「与の重」と書きます。

忌み数字とされている「四」を使わないところに、先人の願いを感じますね。

この段には、日持ちのする酢の物などを詰めます。

 

紅白なます・・・根菜のように深く根をはるようにとの願いを込めます。また、紅白でめでたく、祝いの水引にも通じます。

 

菊花かぶ・・・菊は邪気を祓い、不老長寿の象徴とされています。冬が旬のかぶを、おめでたい菊花のように飾り切りします。

 

小肌栗漬け・・・コハダは出世魚で、将来の出世を願う意味があります。また、クチナシで黄色く染めた粟で、五穀豊穣を願います。

 

「おせち料理」の意味 五の重~空~

 

五の重は控えの重で「空」にします。

それは、現在の状態が最高ではなく、まだこの先に富が増える余白があることを願う、という意味からです。

 

三段重の場合は、次のように詰めます。

  • 壱の重 口取り、祝肴
  • 弐の重 焼き物、酢の物
  • 参の重 煮物

 

「おせち料理」の由来

 

「おせち」は漢字で「御節」と書き、季節の節目を指す言葉です。

本来は正月だけでなく、五節句などの節日に用いられていました。

平安時代の朝廷では、元旦や五節句などの節日を祝う時に、神様にお供えして食べるものを「御節供(おせちく)」と呼んでいました。

江戸時代になり、この行事が庶民に広まって、現在の「おせち料理」になったといわれています。

五節句とは

季節の変わり目に邪気を払う目的の行事で、平安時代に中国から伝わりました。

  • 1月7日「人日(じんじつ)」
  • 3月3日「上巳(じょうし)」
  • 5月5日「端午(たんご)」
  • 7月7日「七夕(しちせき)」
  • 9月9日「重陽(ちょうよう)」

 

神様にお供えしていた料理「御節供(おせちく)」は、もともとは収穫物の報告や感謝の意を込めて、その土地でとれたものが中心でした。

その後、暮らしが豊かになるにつれて、山海の幸を盛り込んだご馳走となり、現在のおせちの原型ができたといわれています。

また、三が日(1月1~3日)は「かまどの神様に休んでもらう」「主婦を休ませる」という意味も重なって、保存できる食材が盛り込まれていったと考えられています。

 

「おせち料理」で注意すべき食品添加物

 

さて、先人の願いが込められた伝統食「おせち料理」ですが、市販されているものには食品添加物が多く使われています。

食品添加物は、食品の保存や色彩を鮮やかにする目的で使われ、そのすべてが厚生労働省により認可されています。

ですので、当然安全性が認められているのですが、中にはアレルギーを起こしたり、過敏に反応してしまう人もいます。

また、数種類の食品添加物を複合的に摂取することが体調を崩す要因とされています。

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特に、日頃から食の安全を考えて、なるべく無添加のものを選んでいるなら、「おせち料理も安全なものを選びたい」と思うのは当然のことです。

そんな人のために、「おせち料理」に使われる食品添加物の中で、特に注意しておきたい3つを紹介します。

  1. 合成着色料
  2. 人工甘味料
  3. グルタミン酸ナトリウム

 

①合成着色料

色鮮やかな料理が並ぶ「おせち料理」には、合成着色料が使われる場合が多いです。

もともと染料として使われていた合成着色料は、コールタールを原料としていたことから、「タール系色素」とも呼ばれます。

コールタールに強い発がん性が分かってからは、現在は石油から作られるものが主流になっています。

 

種類も様々あり、赤色2号、3号、102号、106号、黄色4号、青色1号など、その数字から分かるように、これまでに沢山の着色料が開発されてきましたが、危険性が分かったものは廃止されています。

欧米では、アレルギーや精神不安定の原因となるとして禁止されている「黄色4号」など、日本では使用され続けています。

 

人工甘味料

人工甘味料はさまざまな食品に使われていますが、「おせち料理」もしかりです。

サッカリン、スクラロース、アスパルテーム、アセスルファムカリウムなどの種類があります。

 

特に、アスパルテームは、世界で最も使用されている人口甘味料です。

1983年に発売されてから、世界で1万品目以上の食品、また飲料に使われています。

砂糖の200倍の甘さがあり、「ノンカロリー」や「ノンシュガー」などの謳い文句で販売されている、いわゆるダイエット商品にもよく使用されています。

日本の厚生労働省は1日の許容摂取量を設置しており(約2g)、それ以上摂らなければ健康への悪影響はないとしていますが、これまでの研究で、発ガン性、認知症、アレルギー、うつ、不眠症など、様々な影響を及ぼす可能性が指摘されています。

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グルタミン酸ナトリウム

グルタミン酸ナトリウム、いわゆる「化学調味料」も多くの食品に使われています。

化学調味料は、うまみ成分を人工的に精製したものです。

原料は主にサトウキビが使われ、微生物の力を利用して作られるため安全といわれていますが、いまだその評価は賛否両論です。

 

欧米では「NO MSG(化学調味料不使用)」という表記がされている商品も多く、世界的には化学調味料の安全性には疑問が残っています。

実際に、摂り過ぎることで「味覚飽和」が起きてしまうことも指摘されています。

また、アメリカ・ミシシッピ大学医療センターのラッセル・ブレイロック博士は、「アルツハイマー、パーキンソン病、知能障害、うつ病、めまい、注意欠陥、多動性障害、不眠症の原因になる」とも指摘しています。

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前述したとおり、「おせち料理」は正月三が日の間、日持ちするものが選ばれています。

本来、現代のような合成添加物は使われていませんでした。

食品添加物は、そのすべてが悪いわけではなく、私たちの生活は間違いなくその恩恵を受けている部分があります。

 

でも、大切な料理だからこそ、食の安全にはこだわりたい。

そんな人のために無添加の「おせち料理」を提供してくれるお店や会社もあります。

また、自分で手作りすることが1番安全な方法ともいえます。

 

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まとめ

 

「おせち料理」の意味と由来を知ると、正月料理がさらに特別なものになります。

そこに込められた先人の願いを噛み締めながら、小さなお子さんがいる家庭では、ぜひその意味合いを伝えていってほしいものと思います。

こうした行事食は、本当に奥が深く、後世に伝えてゆきたい大切な食文化です。

 

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このブログでは、「食の安全」をテーマに、私が学んだ情報をお伝えしています。

アルトム
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