「料理のつけ合わせでよく使われるパセリ、どういう意味があるんだろう?」
「パセリにはどんな栄養が含まれているの?」
こんな疑問に答えます。
- パセリに含まれる栄養と効能
- パセリの効果的な食べ方
- パセリにデメリットはあるか
料理のつけ合わせでよく目にするパセリ。
実はヨーロッパでは野菜というより、薬草として用いられています。
パセリに含まれる栄養と効能、それを知ったら驚く人も多いはずです。
ほどのビタミン、ミネラルが含まれています。
それを証明するように、ヨーロッパでは野菜というより薬草として用いられてきました。
・食欲増進
・整腸作用
・利尿作用
・眼にいい
・イライラ防止
・肝機能の強化など、数多くの効能が期待されています。
— アルトム@食事を変えればカラダは変わる (@arutom1031) November 12, 2020
記事の後半では、パセリの効果を最も得られる食べ方も紹介します。
正直、料理のつけ合わせだけではもったいないほどです。

Contents
パセリの栄養と効能

以下はパセリ(生)100gあたりの栄養成分です。
エネルギー | 44kcal |
タンパク質 | 3.7g |
脂質 | 0.7g |
炭水化物 | 8.2g |
食物繊維 | 6.8g |
カロテン | 740μg |
ビタミンB1 | 0.12mg |
ビタミンC | 120mg |
ビタミンK | 850μg |
カリウム | 1000mg |
カルシウム | 290mg |
マグネシウム | 42mg |
鉄分 | 7.5mg |
(七訂日本食品標準成分表を参照)
パセリは、地中海沿岸が原産のセリ科の植物で、日本へは18世紀にオランダから持ち込まれたとされています。和名はオランダセリ。
独特の香りが特徴で、スープやサラダ、ドレッシングなどに使われ、古代エジプトでは薬用や匂い消しなどに使われてきたといわれています。
パセリには大きく分けて2種類あり、ヨーロッパでは葉が平たい形の「イタリアンパセリ」が主流で、日本では葉が縮れている「カーローパセリ」の方が一般的です。
パセリは料理のつけ合わせだけではもったいないほどのビタミン、ミネラルを含んでいます。
特筆すべきはビタミンC、K、カリウム、鉄分の多さで、これらの数字は野菜の中でもトップクラスです。
また、パセリ特有の香り成分であるアピオールには、さまざまな健康効果があることが分かっています。

①ビタミンC
パセリにはビタミンCが多く、その含有量は野菜の中でもトップクラスです。
ビタミンCは抗酸化ビタミンと呼ばれ、体内の活性酸素を抑制する働きがあります(活性酸素は細胞を酸化させ、それが老化の原因といわれています)。
風邪の予防、美肌作用、がん、動脈硬化の予防・改善、ストレス緩和など、ビタミンCの効能は多岐にわたります。
ちなみに、ビタミンCは水溶性で、水に溶け出しやすく熱に弱いとされていますが、生のままで食べられるパセリならビタミンCを余すことなく摂ることができます。
また、ビタミンCはビタミンEの働きを手助けして、より強力な抗酸化作用となることが分かっていますが、パセリにはビタミンEも多く含まれ、生活習慣病の予防に役立つと考えられます。
②ビタミンK
ビタミンKはカルシウムを骨に定着させる働きがあり、骨の形成に欠かせない栄養素といわれます。
また、血液凝固作用があり、不足すると出血が止まらなくなります。
ビタミンKは体内でもつくられますが、野菜の中で最も多く含んでいるのがパセリです。
③カリウム
カリウムは体内の塩分を調節し、余分な塩分を尿とともに排出してくれます。
そのため、むくみの解消、高血圧の予防に役立ちます。
日本の伝統的な食事は、お味噌汁や漬物など、塩分が多いものが多いですが、その分野菜を多く摂ることでバランスが取れていたのだと考えられています。
野菜にはカリウムが多いですが、パセリはここでもトップクラスの量を含んでいます。
④鉄分
パセリには不足しがちな鉄分も多く含まれています。
鉄分が不足すると、鉄欠乏性貧血を引き起こします。
ほうれん草にも鉄分は多く含まれていますが、パセリはその4倍も含んでいます。
⑤アピオール
パセリ特有のさわやかな香りはアピオールという精油成分によるものです。
アピオールには、疲労回復、食欲増進、口臭予防、食中毒の予防効果などがあることが分かり、近年注目されている成分です。
ヨーロッパでは古くから薬草として用いられたり、食中毒防止の目的で料理に添えられてきました。
また、よく噛んで食べることでタバコの口臭止めになります。
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パセリの効果的な食べ方

パセリは、その豊富な栄養をしっかりと摂るには生のまま食べるのがいいですが、できるだけ美味しく、かつ効果的な食べ方を紹介します。
パセリはお肉料理と一緒に

出典:https://www.recipe-blog.jp/profile/2303/recipe/204734
パセリは鉄分が豊富ですので、お肉など動物性タンパク質と一緒に摂ることで吸収率が上がります。
また、パセリに多く含まれるβ‐カロテンは脂溶性のビタミンで、油との相性がいいです。
炒め物やお肉料理に添えて食べるとパセリの栄養を効率よく摂ることができます。
≫レシピブログ「★絶対オススメ★パセリが大好きになるポークソテー」
パセリのお浸し

出典:https://cookpad.com/recipe/3110092
意外に思うかもしれませんが、パセリはお浸しにしても美味しく食べられます。
香り、味にクセがあるパセリですが、お浸しにするとそれが和らぎ、カサも減るので多く食べることができます。
パセリのスープ

出典:https://cookpad.com/recipe/6354561
パセリはスープの浮き身としてもよく見かけると思いますが、パセリの香りがスープの味を引き立ててくれます。
ちなみに、パセリはできるだけ生で食べたほうがより栄養を摂取できるので、みじん切りにしてスープの仕上げにふりかけるのもおすすめです。
また、ビタミンCを多く摂ろうと思ったらスムージーの材料として入れてもいいですね。
パセリのデメリットは!?

栄養豊富で、さまざまな健康効果があるパセリですが、その反面、デメリットがあることも知られています。
しかし、これらは食べ過ぎによって引き起こされる可能性がある、というものですので、常識的な範囲で食べる分には医学的にも問題ないとされています。
肝臓・腎臓に害が出る!?
パセリに含まれる香り成分のアピオールは、適量であれば健康的な効果がありますが、刺激物であるために、大量に摂取することは注意すべきと指摘されています。
アピオールを多く摂り過ぎると、強い吐き気を引き起こしたり、肝臓・腎臓に害を及ぼす可能性があるといわれています。
妊娠中は特に注意!?
イタリアでは「妊娠中にパセリを食べるな」といわれています。
それは、パセリには子宮を収縮させる成分が含まれているからだそうですが、これも山盛りのパセリを毎日のように食べなければ問題ないとされています。
気になるようでしたら、妊娠中は控えておくようにするのもよいと思います。
農薬が多い!?
一般に、パセリの栽培は虫がつきやすく、そのため農薬が多く使われています。
農薬は、特に葉が縮れている部分に残りやすいそうですが、しっかり水洗いをすれば問題ないとされています。
農薬の使用は安全性が認められていますが、気になる人、また「食の安全」を考える人は、無農薬のものを選ぶといいです。
※無農薬の美味しい野菜を買う方法があります。
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まとめ

料理のつけ合わせで添えられることが多いため、食べ残されることも多いパセリですが、ビタミンやミネラルなど栄養を豊富に含み、その効能は野菜の中でもトップクラスです。
「野菜というより薬草」というヨーロッパの考えは非常にしっくりきますね。
パセリの効能を大いに生かして、食べてみてください。
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