有精卵と無精卵の違い【有精卵をおすすめする理由】 

お肉・お魚

 

「卵には有精卵無精卵があるって聞いたけど、どっちがいいの?」

こんな疑問に答えます。

 

はじめに結論を言ってしまいますと、有精卵をおすすめします。

この記事で分かること
  • 有精卵と無精卵の違い
  • 有精卵をおすすめする理由
アルトム
自然食品店の店長。Webライター。日本の食文化、食養を学んでいます。このブログでは主に「食の安全」について情報を発信しています。

 

卵(鶏卵)は、私たちの生活に欠かせない食材です。

体は食べ物で出来ているのですから、毎日のように食べる卵も、安心安全で良い卵を選びたいものです。

「食の安全」を考える人は、ぜひ最後まで読んでみてください。

 

有精卵と無精卵の違い

 

卵は「完全栄養食品」と言われています。

卵の栄養については、こちらの記事で解説していますので、よろしければ参考にしてください↓

卵の栄養と効能【1日何個まで食べてもいい?おすすめの卵は?】

 

昔から、「卵は栄養の宝庫」といわれ、親しまれてきました。

そんな卵には、有精卵無精卵の2つの種類があります。

 

有精卵、無精卵とは?

2つの違いは、その名の通りで、

有精卵は、受精した卵のことを言います。

条件が揃えば、温めるとヒヨコが生まれます。

 

それに対して、

無精卵は、受精していない卵のことです。

当然ですが、無精卵からはヒヨコは生まれません。

 

つまり、「命があるかどうか」の違い、ともいえます。

ちなみに、日本のスーパーで一般に販売されている卵のほとんどは無精卵です。

有精卵の場合は、必ず「有精卵」と表記されています。

有精卵は、雌鶏100羽に対して雄鶏5羽以上の割合で、平飼いや放し飼いなど自然交配ができる環境で飼育されていないといけない決まりになっています。

 

無精卵はなぜ出来る?

雌鶏は、雄鶏と交尾をしなくても卵を産めます。

鶏が卵を産むのは、私達人間でいう出産ではなく、排卵と同じことなのです。

人間の生理は月周期ですが、鶏は日周期。

なので、雌鶏は雄鶏がいなくても毎日卵を産むことができるのです。

 

現在、採卵鶏(卵を産む鶏)として飼われている鶏は、品種改良により、自然の状態以上に卵を産み続けることが出来ます。

 

有精卵と無精卵の見分け方

2つの違いは、外見だけでは見分けることができません。

殻を割って、中身を出すとその違いが分かります。

それは、「胚盤」がはっきり見えるかどうかです。

 

有精卵の場合は、黄身の部分に、3~4㎜の小さな白い輪があります。

これが「胚盤」で、ヒヨコに育つ元となるものです。

 

実は、黄身や白身は「胚盤」にとっての栄養にすぎないんです。

無精卵のものよりもはっきりと見ることができ、これが有精卵と無精卵を見分ける方法です。

 

 

有精卵と無精卵の栄養に違いはあるのか?

アルトム
実は栄養成分にほとんど違いはありません。

有精卵の方が価格が高いこともあり、栄養価も高いという印象がありますが、科学的には成分にほとんど変わりはなく、明確な優位性は認められていません。

 

では、なぜ有精卵をおすすめするのか。

次の章で、詳しく解説します。

 

有精卵をおすすめする理由 

 

毎日の健康、そして鶏のことも考えるなら、有精卵」「平飼い卵」をおすすめします。

平飼い卵」とは、地面に放し飼いされて育った鶏が産んだのことです。 それに対して「ケージ飼い」がありますが、一般に有精卵の場合は「平飼い」でなければなりません。
おすすめする理由
  1. 有精卵には生命力がある
  2. 有精卵を選ぶことは鶏を守ることに繋がる

 

理由①有精卵には生命力がある

 

科学的には、栄養成分に違いはありませんが、そもそも科学で食べ物のすべてが分かるわけではありません。

「この世の中にあるもので、科学的に解明できるのはまだ一部分に過ぎない」ともいわれています。

 

食養学で有名な東大名誉教授の二木謙三博士は、「生命なきものは生命の糧とならず」という言葉を残しています。

つまり、命あるものを食べるのが良いということです。

これは、玄米と白米の違いでも同じことが言えますね。

玄米と白米の違い~栄養成分を比較する~【玄米を主食にすべき3つの理由】

 

温めればヒヨコが生まれる有精卵の方が、生命力がある卵です。

 

理由②有精卵を選ぶことは鶏を守ることに繋がる

 

有精卵・平飼い卵を選ぶ人が増えれば、鶏を守ることに繋がります。

なぜなら、有精卵を選ぶ人が増えれば、その分、無精卵が減るからです。

現在、日本で販売されている無精卵のほとんど(90%以上)がケージ飼いの卵です。

 

バタリーケージという狭い金網のケージに閉じ込められて飼育されている鶏は、計り知れないストレスを抱えていると言われています。

自分の体と同じくらいの面積の中で、ほとんど身動きが取れない状態。

しかも1羽だけでなく、2羽、3羽の部屋もあります。

羽をばたつかせれば金網に当たって骨折する鶏もいます。

隙間に挟まって、動けなくって餓死する鶏もいます。

飼育される鶏は、大変なストレスを抱え、ただただ卵を産むためだけに生きているのです。

 

また、無窓鶏舎いって、窓がない鶏舎も存在します。

鶏は朝日を見て卵を産む習性があります。

朝、「コケコッコー」と鳴く時に、卵を産んでいるのです。

なぜ、窓がない鶏舎で飼育するのかというと、1日に2回朝をつくることが出来るからです。

電気を2回点けることで、鶏を錯覚させて卵を産ませています。

無窓鶏舎は、卵を大量生産させる為に作られたものです。

 

 

私達が食べる卵を作ってくれる鶏たちのほとんどが、そんな劣悪な環境の中で飼育されているのが現実です。

病気になったら商品として販売出来ませんので、エサの中に抗生物質が入ることもあります。

鳥インフルエンザが流行すれば、すべて殺処分されます。

 

採卵鶏は、卵を産むためだけに酷使され、最後は廃鶏と呼ばれ、殺されます。

 

鶏のことを考えると、本当に胸が苦しくなります。

大量生産、大量消費、人間のことだけを考えたビジネスが鶏を苦しめているのです。

 

しかし、「ケージフリー」活動といって、こうした問題を見直す国、企業が出て来ています。

現在、EU、スイス、ニュージーランド、インド、ブータン、アメリカの6つの州ではバタリーケージでの飼育が禁止されています。

さらに、マクドナルド(日本支社を除く)やスターバックス、サブウェイなどの企業も「ケージフリー」を宣言しています。

 

欧米のスーパーでは、平飼いの卵の方が多く並んでいて、南米、南アフリカ、韓国などもケージフリーへの切り替えを始めています。

少しずつですが、ケージ飼育を廃止していく流れが世界で起きているのです。

しかし、残念ながら日本では、今のところこのような流れはありません。

 

だからこそ、個人が、消費者が、選ぶ必要があります。

私達が選ぶことで、生産も変わります。

 

それに、そんなストレスだらけの鶏が産んだ卵よりも、やはり元気にのびのびと生活している鶏の卵の方が、私達にとっても健康的です。

有精卵、平飼いの卵を選ぶことは、人間にとっても、鶏にとっても、良いことであると考えます。

 

有精卵のデメリットは?

デメリットは、無精卵に比べて価格が高いことです。

ただ、これに関しては、考え方にもよると思います。

他の食材にもいえることですが、品質の良いものは、それ相応の価値があります。

「食が大切」と考えるのであれば、価格の高さは「健康への投資」と考えることもできます。

 

有精卵を買う方法

 

有精卵、平飼いの卵は、一般スーパーではあまり置いていません。

オーガニックスーパーや自然食品店で購入できます。

また、近くにそういったお店がなければ、インターネット食材宅配を利用して手に入れることができます。

 

インターネットで購入する

有精卵はインターネットでも購入することができます。

ただし、アマゾンや楽天などで購入するのは非常に便利ですが、小さい単位では買えません。

そのほとんどが30~40個のまとめてセットで販売されています。

 

「卵が好きでよく使う」「家族が多い」という人におすすめの購入方法です。

 

 

食材宅配で購入する

安心安全な食材が自宅に届く「食材宅配」でも、有精卵を購入することができます。

食材宅配なら小さい単位でも購入することができます。

 

おすすめは次の2社です。

お得な「お試しセット」の中にも有精卵が入っていますので、食材宅配サービスを試してみたい人にもおすすめです。

  • オイシックス→人気ナンバーワンの食材宅配です。幅広い商品を取り扱っています。
  • 大地を守る会→創業40年以上、食材宅配のパイオニア的な存在です。食材の安全性は非常に高いです。

 

「お試しセット」の感想はこちら↓

オイシックス「お試しセット」の感想!大人気食材宅配サービスの内容はどうか?

大地を守る会「お試しセット」の内容と感想!【安全な食材が揃います】

 

まとめ

 

卵には、有精卵と無精卵の2つの種類があり、栄養成分には違いがありません。

しかし、「命あるものを食べる」という点で、有精卵がおすすめです。

また、有精卵を選ぶことは、劣悪な環境で飼育されるケージ飼いを減らすことにも繋がります。

 

卵の栄養成分については、こちらの記事を参考にしてください↓

卵の栄養と効能【1日何個まで食べてもいい?おすすめの卵は?】

 

安心・安全な食材を買うなら食材宅配がおすすめ!

毎日の食事は、安心安全な良い食材で行いたいものです。

 

私は、食材宅配をおすすめしています。

最近の食材宅配会社は(すべてではありませんが)、

  • 「安心安全で美味しい」を基準にしている
  • 生産者の顔が分かるように情報を公開している

 

コンビニや一般スーパーなどで販売されている食材は、その品質が安全かどうかを調べることは、正直とても難しいです。

近くに自然食品の専門店があればいいですが、、、

そういうお店は、まだまだ少ないですよね。

 

食材宅配なら、パソコンやスマホで簡単に注文できて、届いた商品を安心して食べることができます。

 

数ある食材宅配の中で、どこを選べばいいのか分からないという方は、私が実際に試してみて、おすすめできる会社を以下の記事で紹介していますので、よければ参考にしてください↓

食材宅配で本当にオススメはこの3社!!【自然食品店長が選ぶ納得のサービス!】

 

野菜宅配はこちら↓

【決定版】野菜宅配おすすめランキング!食の安全を考えるならこの5つ!

 

このブログでは、「食の安全」をテーマに、私が学んだ情報をお伝えしています。

アルトム
ぜひ、毎日の食生活をより良くするために参考にしてください!