【端午の節句】「こどもの日」の食べ物と行事食に込められた意味

5月5日は「こどもの日」。
男の子の成長と厄除けを願う「端午の節句」でもあります。
3月3日のひな祭りには、ひな人形を飾りますが、この日は兜や鎧、五月人形、こいのぼりなどを飾りますよね。
飾り物は、男の子に立派に育ってもらいたいという願いから行う風習です。
では、この日に食べるものには、どんな意味が込められているのか?
今回は、端午の節句の食べ物について解説します。
【端午の節句】こどもの日の食べ物は?

こどもの日に食べるものと言えば、
- ちまき
- 柏餅
の2つです。
他にも、ちらし寿司や魚のタイ、カツオなども縁起が良いとして、食べられることが多いです。
また、魚のスズキやブリを食べるのも良いとされています。
スズキ、ブリは出世魚と言われ、成長するごとに名前が変わる魚だからです。
男の子にたくましく育ってもらいたいという願いが込められて、食べ物が選ばれているのが分かります。
では、ちまきと柏餅について、次の章で詳しく説明します。
【端午の節句】こどもの日、伝統行事の食の意味
こどもの日に決まって食べられるちまきと柏餅。
[voice icon=”https://yasai-tabeyo.com/wp-content/uploads/2020/01/coconala_icon_49_02point.jpg” name=”アルトム” type=”l line”]これにも深い意味が込められています![/voice]
こどもの日に「ちまき」を食べる意味

ちまきはもち米を笹の葉などで包んで蒸した煮たりして食べるものです。
もともとは、中国で食べられていたもので、「端午の節句」の文化と共に日本へ伝えられました。
中国で生まれたちまきにはちゃんと意味があります。
[box class=”glay_box” title=”5月5日にちまきを食べる由来”]中国戦国時代の楚の政治家で、詩人の屈原(くつげん)という人物がいました。
屈原は、国の将来の為に働き、秦の陰謀を見抜き、王を説得しましたが受け入れられず、逆に国を追われて、楚の将来に絶望して入水自殺をしてしまいました。
この屈原の命日が5月5日で、屈原の死を悲しんだ人々が供養の意味を込めて、供物を川に投げ入れたと言われています。
この時、投げ込んだ供物が悪い龍に取られてしまわないように、龍が嫌いな葉っぱで供物を包み、投げ入れたという説があります。
それから、5月5日にちまきを食べるようになったと言われています。[/box]
龍が嫌いな葉っぱ、それが茅(ちがや)の葉と言われています。
茅(ちがや)の葉で巻いたものが「茅巻き(ちまき)」です。
茅は、中国では邪気を払う植物とも言われています。
つまり、厄除けのために食べる、という意味もあるということです。
日本に伝わってからは、茅の葉が笹に変わったり、中身が変わったり、と地域によって様々なちまきが誕生し、今日まで伝わっています。
こどもの日に「柏餅」を食べる意味

端午の節句に柏餅が食べられるようになったのは、江戸時代に入ってからと言われています。
柏餅で使う柏の葉は、日本では昔から神事に使われてきました。
柏の葉に防腐効果があるのはもちろんですが、柏の木は「次の新芽が出てくるまで、古い葉っぱが落ちない」という特性を持ち、『子孫繁栄』の意味があり、『家系が途切れないように』との願いが込められています。
【端午の節句】こどもの日、食品添加物は大丈夫?

子供の日に食べられることが多いちまきと柏餅。
自分でつくるのであれば問題ありませんが、市販されているものを食べるのであれば、原材料をチェックして安全な物を選びましょう。
[voice icon=”https://yasai-tabeyo.com/wp-content/uploads/2020/01/coconala_icon_49_02point.jpg” name=”アルトム” type=”l line”]市販のちまきと柏餅によく使われているのがこちら![/voice]
- 白砂糖
- 食品添加物(加工デンプン)
- 化学調味料
こどもの日の食べ物は、白砂糖に気を付ける
こどもの日に限らず、市販されている食べ物全般に言えることですが、お菓子や加工食品には白砂糖がよく使われています。
白砂糖は黒砂糖が精白されたもので、不純物をほぼ完全に取り除いている為、料理や加工にとても使いやすいですが、その反面、健康面での弊害があることも分かっています。
- 血糖値が急激に上がる
- 精神不安定
- 胃腸に負担がかかる
- 疲れやすい、太りやすい体になる
- 体を冷やす
こちらの記事で詳しく書いていますので、参考にしてください↓

こどもの日の食べ物は、食品添加物(加工デンプン)に気を付ける
加工デンプンは、増粘剤や結着剤として使われる食品添加物です。
加工デンプンは、米、小麦、じゃがいも、さつまいも、トウモロコシ、タピオカなどの天然デンプンと化学薬品を混ぜて作られています。
しかも、デンプンの原料が何かを表示する義務がないので、何から出来ているのか分かりません。
食品添加物は安全性が認められていると言いますが、複合的に摂取した時に体への影響があります。
そこらへんについては、こちらに詳しく書いています↓

こどもの日の食べ物は、化学調味料に気を付ける
ちまきなどの加工食品は化学調味料が入っていないか気を付けましょう。
食品添加物ではなく、調味料の分類となっているので、無添加と記載された商品にも入っている可能性があります。
ちなみに「化学調味料」という表記ではなく、「調味料(アミノ酸等)」という表記になっています。
化学調味料は味覚を狂わし、脳を狂わせると言われています。
[voice icon=”https://yasai-tabeyo.com/wp-content/uploads/2020/01/coconala_icon_49_01egao.jpg” name=”アルトム” type=”l line”]こどもの日は大事な行事だからこそ、安心安全なものを選びましょう![/voice]
化学調味料の問題についてはこちら↓

まとめ
今回は、端午の節句、こどもの日の食べ物の意味を解説してきました。
[box class=”pink_box” title=”こどもの日の食べ物の意味”]
- ちまき 中国の歴史上の英雄を偲ぶことから始まった風習。もともと使っていた茅(ちがや)の葉には「邪気を払う」という意味がある。
- 柏餅 柏の葉を使うことにより、「子孫繁栄」、「家系が途切れないように」との願いが込められている。
[/box]
市販されているものを用意する場合は、
- 白砂糖
- 食品添加物(加工デンプン)
- 化学調味料
の入っていないものを選びましょう。
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