野菜の選び方で大切な4つのポイント【安全な野菜が手に入る場所】


美味しくて品質のいい野菜が食べたい!



でも、野菜を選ぶときって、何を気にしたらいいんだろう、、、?
こんな疑問に答えます。
- 野菜を選ぶ上で大切なポイント
- 安全で美味しい野菜が手に入る場所
筆者プロフィール


\Twitterフォロワーさま1.5万人突破!/
ジャンクフード中毒から自然食品店長に。
20代で体調を大きく崩し、食養を学んで病弱体質を改善。自然食の仕事10年以上の経験と体験をもとに「安全な食品の選び方」と「体にいい自然食」について発信中!
私たち日本人は、「健康=野菜を食べる」というイメージを非常に強く持っています。
ですから、自然と野菜は多めに食べようと考えますし、なるだけ新鮮なものを選ぼうとしますよね。
「鮮度の良い野菜の見分け方」が紹介された本も多く出版されています。
ですが、それ以前に大切な「選び方」があります。



私自身、これを知ってから本当に身体にいい野菜が選べるようになりました!
この記事で紹介する「野菜の選び方」は、昔は当たり前に知っていたことであったように思います。
ですが、テクノロジーが進化した現代において、便利な社会と引き換えに忘れ去られようとしているようにも感じるのです。
現に私は、この「野菜の選び方」を知りませんでしたし(笑)
親から子へ、子から孫へ、と伝えてゆくべき内容です。
この記事では野菜を選ぶ上で本当に大切なことを4つのポイントで紹介し、記事の後半では、具体的に安全で美味しい野菜が手に入る場所を紹介します。
美味しくて体にいい野菜を食べたいと思っている人は、ぜひ最後まで読んでください。
野菜の選び方で大切な4つのポイント


野菜を選ぶ上で本当に大切なことを4つのポイントに分けて解説します。
- 「旬」のものを選ぶ
- 「身土不二」の法則を知る
- 「一物全体食」を考える
- 「安全性」を重視する
これは、新鮮な野菜の「見分け方」以上に大切なことです。
野菜には、ビタミン、ミネラル、食物繊維、フィトケミカル、酵素など、沢山の栄養素が含まれていて、その健康効果についてさまざまな研究がされています。
2008年に厚生労働省が発表した健康施策『健康日本21』では、「野菜の摂取量は1日350g以上が望ましい」として、今まで以上に野菜を多く摂ることが推進されています。
ちなみに、2019年の日本人の平均野菜摂取量は288.3gでした。
政府が掲げていた350gには届いていませんね。


このグラフを見て、「もっと野菜を摂らなきゃ」と思うのは自由ですが、ただ闇雲に野菜を摂ったらいいというわけではありません。
野菜の持つ力、健康効果がしっかりと得られる野菜を選ぶこと、それが大切なんです。
では、4つのポイントを順に解説してゆきますね。
▼「野菜1日350g」という数字がどうしても気になってしまう人は、こちらの記事を読んでください


①「旬」のものを選ぶ


野菜の中には栄養価の高いものもあれば、低いものもあります。
たくさんの種類がありますが、基本的に特定の野菜だけを食べるより、バランスよく食べることがいいとされています。
その上で、まず知っておかなければならないことが野菜の「旬」です。
どんな野菜にも旬があります。
旬の時期がその野菜の最も栄養価の高いときで、それを食べることによってその時の私たちの体に最も適した健康効果が得られます。
現在は、ビニールハウスや科学技術の発展により、1年中同じ野菜が食べれるようになりました。
言い換えれば、自分の好きなもの、あるいは栄養価の高いものだけをいつでも選んで食べれるようになったわけです。
たしかに、食が不足している地域や国で暮らす人にとっては「いつでも食べれる」というのはありがたいことです。
ですが、旬を外した野菜を摂り続けていると、かえって体のバランスを崩してしまうことがあります。
例えば、夏野菜の代表であるトマトときゅうり。
トマトは、抗酸化作用のあるビタミンAとCを多く含んでいます。
紫外線や暑さによるストレスで活性酸素が体内に多く発生する夏場に食べることで、細胞の酸化を防いでくれます。
きゅうりには、夏の暑い時、汗をかいて不足しがちな水分、そしてカリウムが多く含まれています。
どちらも、夏に食べる分にはその力を大いに発揮してくれる野菜ですが、秋~冬にかけて食べ続けていると体を冷やしてしまう可能性があります。
体が冷えると、血流が悪くなり、体調を崩してしまう原因になってしまうこともあります。
それは、夏野菜が体にこもった熱を冷やす性質を持っているからなんですね。
春には春野菜、夏には夏野菜、秋には秋野菜、冬には冬野菜を食べることで、体はその季節を過ごすためのちょうどよい状態を保つことができます。
しかし、残念ながら現代は「旬」に対しての意識が薄れてしまっています。
仮に、旬をまったく知らずに、買い物に出かけた先のスーパーで1年中同じ野菜が並んでいれば、自分の好きな物だけを選んでしまうのも無理はありませんよね。
だからこそ、今一度「旬」を知って、旬の野菜を選んで食べること。
それができれば、本来ある野菜の健康効果をしっかりと得ることができて、その季節を健康に過ごすための体をつくることができます。
▼野菜の旬について、より詳しく知りたい人はこちらの記事をどうぞ


②「身土不二」の法則を知る


食養に「身土不二」という法則があります。
身土不二はもともと仏教用語で、直訳すると「身体と土地(環境)は切り離せない」という意味です。
この言葉は、明治時代の食養医・石塚左玄が提唱した理論や思想を「身土不二の原則」として、その弟子にあたる西端学氏が用いたものとされています。
非常に奥深い意味を持ち、「マクロビオティック」の基礎になったとも言われています。
▼石塚左玄の考えがよく分かる本
身土不二とは、簡単に言うとその土地で暮らす人は、その土地に実ったものを食べることで健康を保つことができるという考え方です。
例えば、南国などの暑い国では果物がよく採れますが、それは、そこで暮らす人達が火照った体を調節し、健康を保つために必要だから自然に成ったものといえます。
つまり、日本人は日本で採れるものを食べるのが良い。
アメリカ人はアメリカ産のものを食べるのが、本来は良いということです。
ただし、単に「地元で栽培されている食材が良い」というのではなく、あくまでもその土地に根付いた伝統的な食べものでなければなりません。
この点が、よく耳にする「地産地消」との違いです。
今は、輸入野菜も多く売られていますよね。
食のグローバル化が進んで、外国産の野菜も当たり前のように手に取ることができるようになりました。
しかし、輸送中に野菜が傷まないために使われる農薬や薬品が残留していないか、心配もあります。
その点、地元で収穫された野菜は、新鮮で、味も良く、輸送の時間がかからないので、余計な薬品などを使う必要がありません。
身土不二の意味を理解すれば、前述した「旬の野菜を食べる意味」と繋がっていることも分かるはずです。
③「一物全体食」を考える


食養には「命をまるごといただく」という考えがあり、それを「一物全体食」といいます。
分かりやすいのが玄米や全粒粉の小麦粉、そして魚なら丸ごと食べることができる小魚(煮干しやしらす・イワシなど)ですね。
野菜の場合は根から葉まで、皮もすべて食べる。
例えば、大根なら実だけでなく、葉っぱや皮も捨てずに食べる、ということです。
実際に、大根の栄養を調べてみますと、普段は捨ててしまいがちな葉っぱの方に栄養が多く含まれていることが分かっています。
また、よく「皮と実の間に栄養がいっぱい詰まっている」といいますよね。
例えば人参は、栄養価が高いことで知られていますが、その主成分であるβ-カロチンは、皮の内側ぎりぎりのところに最も多く含まれているんです。
つまり、野菜はまるごと食べることで本来の健康効果を得ることができるのです。
もっというと、なるべく土がついたままの状態で、葉っぱもそのままのものを買ってくるのがおすすめです。
もちろん、食べものにはメリット・デメリットがあります。
でも、良い部分だけを摂っても、それで健康をつくれるかというとそうではありません。
一物全体食は「命をいただく」という観点の食事法でもあります。
ただし、野菜によってはまるごと食べると害があるものもありますので、すべてが当てはまるとはいえません。(これについては別記事で紹介します)
④「安全性」を重視する


その野菜の健康効果がどんなに高くても、残留農薬が多かったり、その種に問題があれば、逆に体を悪くしてしまう可能性があります。
その野菜は本当に安全か。
ある意味、これが1番大切です。
現代農業では当たり前となっている化学農薬や化学肥料は、環境や人体に大きな影響を与えることが分かっています。


また、それ以前に野菜の種自体にも問題が指摘されています。
F1種、遺伝子組換え、ゲノム編集、、、
待望の技術ともてはやされているものでも、まだまだその安全性は不透明です。
現在の農業事情を考えれば、100%安全な野菜を食べ続けるということは非常に難しいといえます。
しかし、野菜の健康効果をしっかりと得るためには、安心安全な野菜を選ぶことが大前提、ということもお伝えしておきます。
※無農薬のおいしい野菜を買う方法があります
「坂ノ途中」は、農薬・化学肥料不使用で、健康と環境を考える農家さんが元気に育てた旬の野菜を届けてくれます。数ある食材宅配サービスの中、野菜は格別のおいしさ!「安全でおいしい野菜」を求めている人は、ぜひ1度試してみるべきです。
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安全で美味しい野菜が手に入る場所


野菜が本来持っている力、その健康効果を得るために、野菜を「どこで買うか」は悩むところですよね。
もちろん、どこで買ってもいいとは思いますが、正直、一般スーパーでは品質の良い野菜を選ぶのは難しいです。



本当に安全かどうか分からないな、、、
そこで、私がおすすめする「安全な野菜が手に入る場所」を5つ紹介します!
- 野菜宅配(食材宅配)
- 自然食品店
- 道の駅
- ふるさと納税
- 知り合いの農家さん
野菜宅配(食材宅配)


1番のおすすめは「野菜宅配サービス」を利用することです。
野菜宅配(食材宅配)は色々ありますが、安全性に強いこだわりを持っている会社もあります。
届く野菜がすべて安全で品質が良かったら、安心して食べられますね。
そんな野菜宅配サービスのメリットは、なんといっても買い物に行かなくてもいいところ。
自分で買い物に行って、野菜の良し悪しを見極めなくても、安全で美味しい野菜が手に入ります。
昔は紙のカタログが当たり前でしたが、今はネット上で簡単に注文やキャンセルができるので、仕事の合間や休憩時間、家でゆっくりしているときにでもスマホ1台あれば簡単に買い物ができます。
そして、宅配なので、近くにスーパーやお店がないという人も利用できます。
一般に、野菜宅配(食材宅配)は料金が高いといわれますが、その安全性と品質、そして体への健康効果を考えると、とてもお得な内容といえます。



いわば、「健康投資」ですね!



でも、いろんな会社があって選べない、、、
そんな人のために、私が実際に試してみて、特に安全性や品質にこだわっている野菜宅配サービスを厳選しました!
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厳選された無農薬野菜が届き、使えば使うほど自分好みの食材が提案されるのが特徴です。商品には味覚項目が設定されているのも他にはないサービスです。
▼おすすめの野菜宅配に関して、くわしく知りたい人はこちらの記事をどうぞ


自然食品店


自然食品店なら、安全で美味しい野菜が手に入ります。
また、野菜だけでなく、無添加の食品や調味料など、どれも安心で安全な食材が手に入るのがメリットです。



知識豊富な店員さんがいれば、商品について色々教えてくれますよ!
ただし、店舗にもよりますが、品揃えが決して多くはないということ。
そして、全国的にも店舗数が少ないのが残念な点です。
なので、利用したくても「そもそも近くにない」という人がほとんどではないでしょうか。
近くに自然食品店があるという人はいいですが、そうでない人は野菜宅配サービス(食材宅配)を利用するのがいいですね。
道の駅


道の駅なら、一般スーパーよりも安く「旬の野菜」を買うことができます。
その理由は余計な手数料がかかっていないから。
通常、スーパーなどでは仲介手数料やお店の利益が加算されて売値がつけられています。
しかし、道の駅などの直売所ではそのような仲介を挟まずに農家さんが直接販売できるので、手数料が上乗せされないんですね。
なので、比較的安く価格が設定されているのが特徴です。
また、形が悪くてスーパーなどでは販売できない野菜、流通から漏れてしまった野菜なども「ワケあり商品」として安く売られることがあります。
そして、収穫されてから出荷までの時間が短いのもメリットの1つで、一般スーパーよりも鮮度が良い野菜が手に入ります。
ただし、安全性や品質。
これは生産者や店舗によって差がありますね。



こればかりは実際に足を運んで、自分の目で確かめてみないと分かりません。
いずれにしても、近くに「道の駅」がある人はぜひチェックしてみてください。
ふるさと納税


ここ数年で人気が出てきた「ふるさと納税」でも、品質のいい野菜を手に入れることができます。
ふるさと納税を利用すると、買った額に応じて所得税・住民税から減税されますので、実質的にはかなりお買い得です。
ただし、所得に応じた「控除上限額」がありますので、詳しくは公式サイトで確認してみてください。
≫「さとふる」ふるさと納税を地域から探す
知り合いの農家さん


野菜ではありませんが、我が家は親戚の知人の農家さんからお米を直接購入しています。



無農薬栽培の玄米30㎏をかなりお得にしてもらっています。
お店ではなく、直接購入することができるので、お安く手に入れることができます。



知り合いに農家さんなんかいないよ、、、
と思うかもしれませんが、これが親戚や知り合いをあたっていくと、意外といるものです。
そこでもし、安全な栽培をしている人がいれば直接購入するというのもありです。
また、知り合いでいなければ、自分で探してみるのも手段のひとつ。
今はSNSで発信している農家さんも多いので、気になるところがあったら直接連絡してみるのもいいですね。
まとめ


この記事でお伝えしたことは「新鮮な野菜の見極め方」ではなくて、「安全で美味しい、そして本来ある健康効果をしっかりと得ることができる野菜の選び方」です。
- 「旬」のものを選ぶ
- 「身土不二」の法則を知る
- 「一物全体食」を考える
- 「安全性」を重視する
実際に食べてみると分かりますが、こういう野菜は本当に美味しいです。
美味しくて、安全で、健康に良い。
そんな野菜を多くの人に食べてもらいたいですね。
管理人おすすめの野菜宅配


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