素材がいいと難しいことをしなくても、シンプルな調理でおいしく食べられます。
そして、食材の持つ力が身体を整えて元気にしてくれるんです。
簡単といっても「電子レンジでチンするだけで食べれる」というわけにはいきませんが、料理経験がまったくない人でもつくれて、無理なく続けられる内容です。
ここで紹介するレシピは、特にこんな人におすすめです↓
・健康のために食事を見直したいけど、どんな食事をしたらいいのか分からない
・インスタントやレトルト食品ばかりじゃよくないと思うけど、そもそも料理が苦手
・有名料理研究家がつくるレシピはハードルが高く感じる
・「レンジでチン」だけの時短レシピは、なんか体によくないと思ってしまう
私自身も食養を学びはじめたとき、料理経験はほとんどありませんでした。
ですので、料理をすること自体にすごくハードルを高く感じていたのですが、調理工程がとってもシンプルなので、ほとんど素人の自分にもできました。
不思議なもので、1度経験してしまうと、次の料理に対するハードルがぐっと下がります。
しかも、自分でつくったものがおいしいと、いつの間にか料理が好きになってゆくという好循環がはじまります。
そして、自然とより良い食材を求めるようになり、同時に食と健康についても学んでゆくと「考え方」が切り替わり、私の場合は便秘・冷え性・アレルギーといった病弱体質を改善することができました。
ぜひ、あなたもこの自然食の素晴らしさを味わってみてください。
きっと、毎日の食事が楽しくなりますよ。
レシピ24選
毎日の食事を「自然食」にする5つのポイント
ここで紹介していますレシピにこだわらなくても、毎日の食を「自然食」にする5つのポイントを紹介します。
①旬のものを食べる
私たち人間の体は、季節が変わるごとに季節に応じた変化を示します。
旬の食べものは、その変化に対応する体をつくるために自然が与えてくれたものです。
ですから、旬の食べものを「おいしく」感じるのは体が喜んでいるからでもあり、私たちが自然の中に生きているからなんです。
季節の変わり目は体調を崩しやすいことが知られていますが、旬の食べものを取り入れることで、それが「予防」にも繋がります。
旬の食べものは栄養価も高く、味もいい。
そして、多く収穫できることから値段も安くなるので、とても経済的です。
現代はビニールハウスや科学技術の発展により、1年中同じ野菜が食べれるようになりました。
しかし、旬を外した野菜を摂り続けていると、かえって体のバランスを崩してしまう可能性があります。
野菜に限らず、旬の食べものを知ることは健康を守る上でとても大切なことです。
②全体食を心掛ける
自然食には「命をいただく」という考えが強くあります。
玄米自然食を普及した東大名誉教授・二木謙三博士は「生命なき食物は生命の糧とならず」と述べました。
出来合いのものではなく、新鮮な食材を自分で料理することに「命をいただく」ことができるとも考えれます。
そしてまた、「一物全体」という言葉があります。
これは、命あるものをまるごといただくという考えです。
それによって栄養のバランスが取れ、その生命力をいただくことができます。
ですから、お米なら玄米、小麦なら全粒粉、魚なら丸ごと食べることができる小魚(煮干しやしらす・イワシなど)がおすすめです。
野菜の場合は根から葉まで、皮もすべて食べる。
よく「皮と実の間に栄養がいっぱい詰まっている」といいますよね。
大根なんかでも、普段は捨ててしまいがちな葉っぱの方に栄養が多く含まれていることが分かっています。
まるごと食べることで本来の健康効果を得ることができるということなんです。
③素材にこだわる
素材がいいと、手の凝ったことをしなくてもおいしく食べれます。
そして、食材の持つ力が身体を整えて元気にしてくれるのです。
実際に作ってみたら分かると思いますが、自然食レシピはとてもシンプルです。
それは、素材を活かす料理法だからです。
だからこそ、素材にこだわったら毎日の食事が本当に豊かになります。
なるべく農薬や化学肥料を使わずに育てられた農産物、食品添加物を使っていない食品・調味料を選ぶことをおすすめします。
④電子レンジに頼りすぎない
調理器具に関してもこだわれればより良いですが、その点は料理が初めての人には少しハードルが高いようにも思います。
その中で、1つポイントを挙げるとすれば「電子レンジ」に頼りすぎない方がいいということ。
電子レンジは電磁波が強く、食品の酵素が破壊されてしまうことが危惧されています。
料理が時短になるので、とても便利ですが、なんでも電子レンジで調理していると、本当のおいしさを感じる機会が減っていくかもしれません。
素材にこだわって、自然食のおいしさを保つには電子レンジに頼りすぎない方がいいですね。
⑤完璧を求めすぎない
旬のものを食べる
全体食を心掛ける
素材にこだわる
電子レンジに頼りすぎない
と、ここまでお伝えしてきましたが、
最後のポイントは、すべてをひっくり返すようですが「完璧を求めすぎない」ということです。
真面目な人ほど陥りやすいのですが、自然食を実践する人の中には、自分を追い込んでしまう人がいます。
自分でつくったルールが厳しすぎて、かえって強いストレスを抱えてしまう人もいます。
「ズボラ」まではいかなくとも、
少し遊びをもって、
ゆとりをもって、
寛容をもっていると、
毎日の食生活はとても楽しめると思います。
もちろん、体調不良を改善するための食養に取り組むというのであれば、話は別です。
しかし、毎日の食生活をちょっと豊かにして、楽しみながら自然食をするということであれば、そこに「寛容さ」は必要です。
ですから、
旬のものが手に入らなくても、
無理して全体食をしなくても、
ちょっと添加物が入っていても、
たまには電子レンジを使っても、
いいんです。
完璧を求めすぎず、楽しみながら、その自然なおいしさを感じながら、、、
健康のために自然食をする人も、
難しいことは考えず、一汁一菜でもいいんです。
基本はご飯とお味噌汁。
これだけでも十分、自然食です。