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油の選び方~健康を考える上で大切なこと~【カネミ油症事件を忘れてはいけない】

 

「体に良い油ってなんだろう?」

「油を選ぶポイントってあるのかな?」

こんな疑問に答えます。

この記事で分かること

  • 健康を第一に考えた油の選び方
  • 「カネミ油症事件」について

アルトム
自然食品店の店長。Webライター。日本の食文化、食養を学んでいます。このブログでは主に「食の安全」について情報を発信しています。

 

近年、えごま油やココナッツオイル、オリーブオイルなど、ダイエットや美容、健康のために油を摂る「油ブーム」が起きるほど、油の持つ効能に注目が集まっています。

油には沢山の種類があり、それぞれに性質があります。

 

「種類がありすぎて、結局、どれを選べばいいのか分からない、、、」

そんな人に、油を選ぶ上で本当に大切なことをお伝えします。

 

目次

油の選び方~健康を考える上で大切なこと~

油の選び方

 

油を選ぶ上で大切なこと。

それは搾り方です。

 

油には多くの種類がありますが、結局のところ、どれも体に良い面があり、摂り過ぎたら体に悪いという面があります。

ですから、「体に良い」とされている油でも、そればかり使うというのはおすすめしません。

人によって体質も違いますし、食生活も違うからです。

 

油の種類、性質を理解したら、自分の体質、そして料理の内容に合わせて油を使うのがベストです。

 

その上で、種類よりも大切なのが「搾り方」です。

油は搾り方によって、安全性が大きく変わってきます。

油の搾り方

  1. 圧搾法(一番搾り)
  2. 抽出法(化学処理)
  3. 圧抽法(圧搾+抽出)

では、一つずつ解説してゆきます。

 

油の搾り方①圧搾法(一番搾り)

原料(菜種、大豆など)に圧力をかけて油を搾り取る製法です。

一番搾り」とも言います。

昔ながらの製法で、手間は掛かりますが、化学薬品を使わないので安心です。

また、ビタミンなどの栄養素も豊富に残り、香り、風味共に良い油が搾れます。

抽出法に比べて効率が良くないため価格が高めです。

 

油の搾り方②抽出法(化学処理)

原料(菜種、大豆など)に油を溶かす性質の薬剤を入れて、化学的に油を抽出する製法です。

油を抽出した後、蒸留して薬剤を分離させます。その後、脱色、脱臭、酸化防止のためにさらに薬剤が加わえられます。

圧搾法に比べると効率がよく、薬剤を使うことで95%以上油が搾れるので、価格が安くなります。

 

実は、現在販売されている油のほとんどがこの製法でつくられています。

化学処理しているので、リスクもあります。

揮発させるので安全性が認められていると言われていますが、薬剤としてよく使われる「ノルマルヘキサン」は発がん性が疑われています。

 

油の搾り方③圧抽法

圧搾法で油を搾った後に、その搾りカスに対して抽出法を行う製法です。

圧搾法の場合、原料の油が10~20%残るので、この残りの油を採る為に抽出します。

効率は非常によく、抽出法以上に価格を安くすることができます。

 

 

[voice icon="https://yasai-tabeyo.com/wp-content/uploads/2020/01/coconala_icon_49_02point.jpg" name="アルトム" type="r"]おすすめは圧搾法(一番搾り)です![/voice]

健康を考えるなら、圧搾法一択です。

その上で、料理の内容に合わせて種類を選ぶようにするのをおすすめします。

 

油の種類に関しては、こちらの記事を参考にしてください↓

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「カネミ油症事件」を忘れてはいけない

 

日本では、油をめぐる大きな事件がありました。

長崎県、福岡県を中心に西日本一帯で起きた戦後最大の食品公害「カネミ油症事件」です。

 

「カネミ油症事件」とは

「カネミ油症事件」とは、カネミ倉庫社が製造した米ぬか油が原因で、頭痛、手足のしびれ、皮膚障害などの症状を訴える人が続出した食品公害。

患者は皮膚の異常にとどまらず、内臓疾患なども併発。発症した女性から「肌の黒い赤ちゃん」が生まれ、社会問題となりました。

 

1968年10月、最初の患者が確認されてから、健康被害を訴える人は1万4000人を超え、現在も心身の不調に悩む人はなくならず、2018年の統計では、死亡者を含め認定患者数は累計2322人を数えます。

 

事件の原因は、食用米ぬか油の製造過程でPCB(ポリ塩化ビフェニール)が混入したことが挙げられています。

また、PCBの加熱によってできるダイオキシン類PCDF(ポリ塩化ジベンゾフラン)が主因と判明しました。

PCDFの毒性はサリンの約10倍だと言われています。

 

抽出法には少なからずリスクがある

PCBが油に混入したのは、抽出法により油を溶剤で溶かした後、油の臭いを取り除く脱臭工程であったことが分かっています。

 

脱臭工程でPCBが混入した要因は、「パイプに穴が空いていた」「脱臭塔の工事ミス」など諸説あり、はっきりとは分かっていません。

しかし、いずれにしても、混入したPCBを加熱したことにより、毒性の強いPCDFが発生してしまいました。

 

抽出法は、化学的な溶剤を使い、工業的な製造過程をいくつか行う必要があります。

圧搾法に比べて、安全面にリスクがあることを忘れてはいけません。

 

カネミ油症事件について、詳しく知りたい方は、厚生労働省のホームページで詳しく説明されていますので、参考にしてください≫https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/kenkoukiki/kanemi/

 

まとめ

 

油を選ぶ上で大切なのは搾り方です。

それから、種類を選びましょう。

 

日本で起きた「カネミ油症事件」を記憶している人は、現代ではほとんどいないかもしれません。

しかし、事件が原因で苦しんでいる人は今もいます。

毎日、体に入る油だからこそ、ましてや、健康の為に摂る油だからこそ、安全な油を選んでほしいと思います。

ここがポイント!

  • 油を選ぶ上で1番大切なのは「搾り方」
  • 油の搾り方は3種類ある
  • 油が原因で起きた食品公害「カネミ油症事件」を忘れてはいけない
  • 安全性を考えると油は圧搾法

 

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このブログでは、「食の安全」をテーマに、私が学んだ情報をお伝えしています。

アルトム
ぜひ、毎日の食生活をより良くするために参考にしてください!

 

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この記事を書いた人

ジャンクフード中毒から自然食品店の店長に。
無添加の食品に囲まれて生活しています。
人生において、食が最も大切であることに気付き、食養学、日本の食文化を勉強。
「食の安全」について情報を発信しています。

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