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【一日一粒で医者いらず】梅干しの栄養と効果効能!現代人こそ食べるべき理由

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「梅干しって、やっぱり体にいいのかな、、、どんな効果があるんだろう?」

今回は梅干しの効能についてお伝えします。

この記事で分かること
  • 梅干しに含まれる栄養成分
  • 梅干しが「一日一粒で医者いらず」といわれる理由

私たち日本人にとって、ソウルフードともいえる梅干し

その栄養と効能は非常に高く、昔から「毎日1粒の梅干しが健康を維持する」といわれてきました。

そんな梅干の魅力をお伝えするためにこの記事を書いています。

特に、食生活の乱れ、ストレスによって体調を崩しやすい現代こそ、毎日1粒の梅干しが必要です。

記事を読み終えたら、日本人が昔から大切にしてきた梅干の素晴らしさを感じれるはずです!

▼体にいい梅干の選び方はこちら

あるとむ

自然食品店の店長。
食養アドバイザー。
食を見直して冷え・虚弱体質・ジャンクフード依存から脱却。
食養生、薬膳、東洋医学などを学び得た知識を活かし、食事改善の相談・サポートをしています。
2023年オンライン食養生講座スタート。
2024年初著書『食の選び方大全』出版(サンクチュアリ出版)。

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    梅干しの栄養

    梅干 栄養

    以下は塩漬け梅干し10g(中サイズ1個)に含まれる栄養成分です。

    エネルギー3kcal
    タンパク質0.09g
    脂質0.02g
    炭水化物1.05g
    ビタミンA0.7μg
    ビタミンB60.01mg
    ナトリウム870mg
    カリウム44mg
    カルシウム6.5mg
    マグネシウム3.4mg
    カロリーSlismを参照

    梅干しにはミネラルや有機酸、そしてポリフェノールなどの栄養が含まれています。

    特に、クエン酸が豊富に含まれていることが注目されています。

    梅干しは塩分が多く、そのため食べ過ぎには注意すべきと指摘されていますが(そもそもそんなに食べれませんよね)、毎日の食事に梅干しを1粒加えることで健康的なメリットが多くあります。

    それでは、梅干しの効果効能について詳しく解説しますね。

    梅干しの効能

    梅干しの効果効能

    「一日一粒で医者いらず」

    昔からこのような言葉があるように、梅干は日本の伝統的な健康食品です。

    実際に、梅干しには様々な健康効果が認められています。

    1. 血液をきれいにする
    2. 殺菌作用がある
    3. 疲労回復に役立つ
    4. 唾液の分泌、食欲増進
    5. 骨を丈夫にする
    6. 熱中症対策におすすめ

    ①血液をきれいにする

    食べものには「酸性」と「アルカリ性」という考え方があります。

    健康的な血液の状態は弱アルカリ性で、酸性食品を摂り過ぎると、血液は酸性に傾くとされています。

    すると、血液の状態は悪くなり、健康のバランスが崩れてしまう要因となると指摘する研究者がいるのですね。

    この学説が正しいかどうかは分からないのですが、いずれにしてもバランスが重要ということ。

    お肉や乳製品などの酸性食品ばかりを食べていると、体のバランスも乱れますので、野菜や海藻などのアルカリ性食品もしっかりと摂り入れたいところです。

    梅干しは酸っぱいので、酸性食品のように思われますが、実は代表的なアルカリ性食品です。

    現代は酸性食品ばかり食べている人が比較的多いですので、梅干しを食べることで食のバランスが取れ、血液をきれいな状態に保つ手助けとなります。

    ②殺菌作用がある

    梅干しにはカテキン酸という殺菌成分が含まれています。

    昔からお弁当には梅干をよく入れますよね。

    これは梅干をつくった日本特有の習慣ですが、こうすることによってごはんが腐らないように守られているのです。

    ただ、実際のところは、お弁当全体を食中毒菌から守るというのは難しいとのことです。

    それよりも大切なのは、梅干を食べること。

    梅干は胃の働きを手助けし、その殺菌作用によって食あたりを予防することができます。

    梅干しを食べることで、食べ物と一緒に入ってきた様々な菌を殺菌し、胃や腸を守り、お腹を整えてくれるんです。

    ③疲労回復に役立つ

    梅干しに多く含まれる栄養成分がクエン酸です。

    クエン酸は、食べ物が吸収されてエネルギーに変わる代謝活動(クエン酸サイクル)を手助けします。

    梅干しを食べると、エネルギーがつくられ、老廃物を体外へ排泄するので、疲労回復の効果があります。

    実は、疲れている時に梅干しを食べると、とても美味しく感じるようです(個人差はありますが)。

    それは、体がクエン酸を欲しているからだとも言われています。

    クエン酸はレモンやグレープフルーツ、シークワーサーなど柑橘類にも多く含まれていますが、毎日食べるのに適しているのは梅干しじゃないでしょうか。

    梅干しはご飯との相性が良く、最高の組み合わせです。

    毎日食べて、疲れ知らずの体をつくりたいですね。

    ④唾液の分泌、食欲増進

    梅干しを眺めているだけで、唾液が出てきませんか。

    唾液は消化活動を手助けしてくれる重要な成分です。

    唾液がしっかりと分泌されることで、食べ物の消化・吸収がスムーズに行われるのは勿論ですが、同時に解毒の効果もあります。

    また、梅干しを食べると、食欲も出てきます。

    前述のクエン酸には、唾液の分泌を促して食欲を増進させる働きがあります。

    また、胃液や消化酵素の分泌を高めて消化吸収を手助けしてくれる働きもあります。

    ⑤骨を丈夫にする

    日本人にとって、最も不足しているといわれる栄養素がカルシウムです。

    カルシウムが不足すると、骨がもろくなり、骨折のリスクが高まります。

    また、動脈硬化の原因になったり、精神的にもイライラしやすくなります。

    カルシウムはもともと吸収されにくい栄養素ですが、梅干しに含まれるクエン酸がカルシウムの吸収を手助けしてくれることが分かっています。

    ⑥熱中症対策におすすめ

    梅干しは熱中症対策にも最適です。

    その理由はミネラル

    熱中症は、汗をかいた時に失われる水分と、塩分などのミネラルが不足することが原因で起こります。

    脱水症状になると、体温調節機能や自律神経が乱れ、体内の熱をうまく放出できなくなります。

    その結果、めまい、痙攣、頭痛、吐き気、発熱などの症状を引き起こし、最悪の場合、命の危険に陥ってしまいます。

    よく、熱中症予防として経口補水液が売られていますが、これは食塩クエン酸塩化カリウムを補うことを目的とした飲料です。

    食塩、クエン酸、塩化カリウム。

    これらの成分を梅干しはバランスよく、天然の状態で含んでいます。

    ですので、「水分補給」と「梅干し」で、汗で失われてしまう塩分やミネラルをしっかりと補うことができるので、熱中症を予防することができます。

    あるとむ

    熱中症対策にもおすすめです!

    梅干を使った熱中症対策
    • 暑い日は、梅干しを1粒食べてから外出する
    • お水、またはお茶に梅干しを1粒入れて、水分補給をする

    まとめ

    梅干しは日本の伝統的な食品です。

    「一日一粒で医者いらず」といわれるように、その健康効果には驚きます。

    食生活が乱れ、ストレスをため込みやすい現代こそ、梅干しの効能を役立てるべきです。

    梅干しの代表的な効能
    1. 血液をきれいにする
    2. 殺菌作用がある
    3. 疲労回復に役立つ
    4. 唾液の分泌、食欲増進
    5. 骨を丈夫にする
    6. 熱中症対策におすすめ

    良い梅干しの選び方についてはこちらの記事で解説しています↓

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