- 4月が旬の野菜
- この時季におすすめの野菜3選
- 旬の野菜を食べるメリット
- 旬の野菜をお得に買うおすすめの方法
あるとむ

自然食×食養生アドバイザー
食を見直してジャンクフード依存・虚弱体質から脱却。自然食品店の店長として14年の経験、食養生・薬膳などを学び得た知識を活かし、ブログやSNSで広く発信中。
2023年食養生講座をスタート、2024年初著書『食の選び方大全』(サンクチュアリ出版)を出版。オンラインで食事改善の相談・サポートもしています。
春本番ですね。
この記事では、4月が旬の野菜を紹介します。
便利な生活ができるようになって、旬を感じにくくなっている現代ですが、旬の野菜を食べることは体にとってメリットが多くあります。
美味しくて体にいい旬の野菜を取り入れると、毎日の暮らしが今よりきっと豊かになりますよ。
記事の後半では、安全で美味しい旬の野菜を買う方法も紹介します。
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4月が旬の野菜一覧

【4月が旬の野菜】
果菜類 | グリーンピース さやえんどう そら豆 もやし |
葉茎菜類 |
明日葉 アスパラガス うど おかひじき からし菜 カリフラワー クレソン コゴミ 小松菜 セリ セロリ ゼンマイ タラの芽 チンゲン菜 豆苗 菜の花 ニラ 春キャベツ フキ ブロッコリー 三つ葉 水菜 ルッコラ レタス ワラビ |
根菜類 | カブ 新ゴボウ 新ジャガイモ 新玉ねぎ タケノコ 春掘り長芋 |
キノコ類 | エリンギ シイタケ |
春が来たことで、野菜の種類が一気に増えます。
春堀長芋や新ゴボウなど、栄養豊富な春の味覚を楽しむことができますし、山菜もまだまだ多いですね。
4月が旬の野菜おすすめ3選!

では、4月に旬を迎える野菜の中で、特におすすめの野菜を3つ紹介します。
- カブ
- グリーンアスパラガス
- 新玉ねぎ
①カブ
よく知られているカブは大根などと同じアブラナ科の野菜です。
葉の部分は「すずな」とも呼ばれ、春の七草の1つに数えられていますね。

カブの栄養
カブには消化酵素が多く含まれ、胃腸の働きを助けてくれる効果があります。
また、根には免疫力を高めるビタミンCと、余剰な塩分を排出する作用のあるカリウム、そして食物繊維なども含まれています。
カブの食べ方
根の部分だけではなく、葉の部分も丸ごと食べることが出来ます。
カブは冬の根菜ともいわれますが、春と冬の2回収穫時期があり、春に収穫されるカブは冬に比べて皮が柔らかく、みずみずしいのが特徴です。
ですので、サラダや漬物、マリネなどにピッタリですね。
逆に、冬に収穫されるカブは、春に収穫されるカブよりも甘みがあり、肉質が密になっているので煮物などに適しています。
酵素やビタミンCは熱に弱いので、加熱調理する際はスープや味噌汁、煮物など、汁ごと食べることが出来るものがおすすめです。
②グリーンアスパラガス
そのほろ苦さが春にぴったりの野菜ですね。
グリーンアスパラガスの栄養
グリーンアスパラガスはビタミンを多く含んでいるのが特長です。
ビタミンB1、B2は栄養素の代謝を活発にしてくれる働きがあり、疲労回復やスタミナアップの効果が期待されます。
また、ビタミンA、C、Eも含み、それらの抗酸化作用により細胞の老化防止や美肌作りにも役立ちます。
グリーンアスパラガスの食べ方
茹でて食べるのが定番ですが、アスパラガスそのものの味や食感を味わいたいならオリーブオイルと塩コショウでサッと炒めるだけでも美味しく食べられます。
個人的にはこれが大好きな食べ方です。
白色のホワイトアスパラガスもありますが、こちらは育成の過程で日光を遮断しているので、ビタミンAが少量しか含まれていません。
ホワイトアスパラガスも色合いがよく美味しい野菜ですが、栄養価を考えるなら、グリーンアスパラガスをおすすめします。
③新玉ねぎ
玉ねぎは意外に種類が豊富な野菜ですが、一般的に食べられているのは皮が黄色い「黄玉ねぎ」です。
新玉ねぎは、春に旬を迎え、早めに収穫されて出荷された玉ねぎのこと。
通常の玉ねぎに比べて皮が薄く、水分が多く、そして甘みが強いのが特徴です。
新玉ねぎの栄養
玉ねぎに含まれる成分で注目なのが、硫黄化合物の一種である硫化アリルという辛み成分。
硫化アリルにはさまざまな働きがあり、その一つがビタミンB1の体内への吸収率を高める働きです。
ビタミンB1と結合し、長時間作用することで糖質が効率よくエネルギーに変えられ、疲労回復効果があることが分かっています。
また、血栓をできにくくして、血液の循環を良くし、動脈硬化を防ぐ効果があります。
そしてもう1つ、ケルセチンという成分も注目されてます。
ケルセチンには強い抗酸化作用が認められていて、動脈硬化、糖尿病、がん、アレルギーなどの改善が期待されています。
新玉ねぎの食べ方
新玉ねぎは甘みが強く、水分たっぷりでみずみずしいのが特徴です。
なので、サラダや生で食べるのがおすすめですね。
また、ジューシーさも売りの新玉ねぎはそのままステーキなどにしても美味しく味わう事ができますよ。
一方で水分量が多い分、日持ちはあまりしないので、保存は新聞紙等に包んで冷蔵庫に入れて、早めに使い切るようにしましょう。
旬の野菜をお得に買うおすすめの方法

旬の野菜を買うなら野菜宅配がおすすめです!
野菜宅配を利用すると、安全で品質の良い旬の野菜が手に入ります。
一般に、野菜宅配・食材宅配は料金が高いイメージがありますが、その安全性と品質、そして体への健康効果を考えると、とてもお得な内容と思います。

いわば、「健康投資」ですね。
会社によっては「お試しセット」などの初回限定サービスがあります。
通常の半額以下で購入できるところもありますので、興味があればチェックしてみてください。
まとめ


4月は春本番、当然ですが春野菜が多く出回ります。
春野菜は少し苦味があるのが美味しく感じますね。
通年出回っているものでも、やはり旬の時期が最もおいしく、栄養価も高いです。
どんな野菜にも旬があります。
現在は、ビニールハウスや科学技術の発展により、1年中同じ野菜が食べれるようになりました。
自分の好きな物、あるいは栄養価の高いものだけをいつでも選んで食べれるようになったのです。
たしかに、食が不足している地域や国で暮らす人にとっては、「いつでも食べれる」というのはありがたいことですが、旬を外した野菜を摂り続けると、かえって体のバランスを崩してしまうことがあります。
旬の時期がその野菜の最も栄養価の高い時であり、それを食べることで、その時の私たちの体に最も適した健康効果が得られます。
この時期しか味わえない春の味覚を楽しみましょう。
野菜について学ぶ
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